《Part・1》
ブログの数 いったいどれくらいあるのか
日本は世界でいちばんブログの多い国で、その数はなんと600万件もあると言われています。
日本の総人口が1億2千万人強ですから、その5%にも当たるのですから、何とも凄い数ではありませんか。
とはいえ、その半数の300万件は長い間更新がなくほったらかしにされている、いわゆる「放置ブログ」と呼ばれているものです。
したがって常に更新が続いているもの、いわゆる生きたブログは、全体の半分ほどの約300万件程度になります。
ブログの寿命 残念ながら非常に短い
上で書いたように、ブログには放置されて更新されないものが半数に及んでいて、これらはやがて捨てられて、墓場行きの運命にあるのです。
でも、夢いっぱいに始めたブログの半数もが、なぜ長続きせず放置されて、やがて墓場行という哀れな運命をたどるのでしょうか。
長く続かないのはアクセス(PV数)が伸びないから
夢を持って始めたブログも、残念ながら長く継続できるものはごくわずかで、その大半は中途で頓挫してやがてはネット上から消えてしまう運命にあります。
こうした憂き目を見るのは、読者から支持を得ることができず、ブログ継続の原動力になるアクセス(PV)を獲得することができないからです。
アクセスを獲得できないのはそれなりの理由があります。それが何かというと、ブログに魅力がないからです。
魅力がないのはブログが継続するための必須条件「おもしろくてためになる」という要素が欠けているからです。
そうなのです。「おもしろくてためになる」ことこそ、ブログ継続の必須要素なのです。
ブログの墓場へは行きたくない
何度も言いますが、600万件というまるで星の数ほどたくさんあるブログですが、すべてが長続き出来るのではなく、その約半数は中途で脱落して墓場行の運命をたどるのです。
ではその理由はいったいどこ(何)にあるのでしょうか。ここからはブログが長続きできないことについて考えていきましょう。
金を稼がない趣味ブログは寿命が短い
ブログには種類があります。いろんな分け方がありますが、ここでは「お金を稼ぐ営利ブログ」と「非営利のお金を稼がない趣味ブログ」に分けて見ていくことにします。
稼ぐブログに比べて稼がないブログが長く続かないのはなぜ?
稼ぐブログに反して稼がないブログは長続きしないのが一般的ですが、その理由を一言で言うと、稼がないブログは「目的がはっきりしていない」からです。
稼がないブログは別名「趣味ブログ」ともいわれていて、趣味で気楽に始められるものです。こうしたブログが長続きできないのは次のような理由によります。
・はっきりした目的がない
物事を成すには目的が必要であることは言うまでもありません。何事も目的を明確に定めず初めると成功はおぼつかないばかりか、中途で頓挫を余儀なくされ失敗に終わることが多いのです。
ブログも同じで、夢いっぱいで意気揚々とスタートしたものの、目的がはっきりしないため、途中で方向性を見失いあえなく頓挫してしまうのです。
・コンテンツに魅力が乏しく読者の共感を呼ばない
目的がはっきりしないブログは訴求力が乏しく、読者の共感を得ることができません。
読者の共感がなければアクセスを得ることが難しく、やりがいが生まれません。読者の共感を得られないブログはコンテンツの魅力が乏しいのです。
ブログが続かない「負の連鎖」とは
・アクセスがない(少ない)
ブログのやりがいで最も大きいのが読者からのアクセスです。これがあってこそ、読者の共感を感じ、達成感を得ることができるのです。反対にアクセスが得られなければ、やりがい(モチベーション)を失い、早晩、ブログ戦線から撤退を余儀なくされます。
・やりがいが湧かない
上でも書きましたが、ブログのやりがいの最も大きなものは読者からのアクセスです。これがあってこそ読者と共感を自覚でき達成感を味わうことができるのです。
せっかくブログに載せたコンテンツに対してアクセスがなければ、読者の共感を感じることができず、なんら達成感を得ることができません。
これは失望につながり、やがてはやる気を無くしてしまうことになります。。
・モチベーションが続かない
ブログへの読者からの共感を得られなければアクセスにつながりません。ブログの最大の目的がアクセス獲得だとすると、これは致命的な痛手であり、やがては大きな失望へと変わり、それがブログ継続のためのモチベーションを奪ってしまうのです。
・更新が途切れがちになる
モチベーションが下がればブログを更新するための意欲を失っていきます。でもなんとか気持ちを振り絞ってしばらくは更新を続けるものの、それは長くは続かず、やがては、まったく更新がなくなってしまうのです。
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ブログは「おもしろくてためになる」ものでなければ長く続かない
・シリーズ (Part 1~Part3)part 2
《Part・2》
ブログ「おもしろくてためになる」は人に読んでもらうための鉄則
ブログは読み物ですから、言うならば本と同じです。本を買うときは魅力的なタイトルのモノを見つけ、作者を確認し、次に目次を見て、それから最初のページを読んでみます。
こうしたプロセスを経て、結果に満足したとき購入を決めるのです。
ブログもこれによく似ています。ただ無料で読めるのですから、本を購入するときほどチェック項目は多くはありません。
でもテーマやタイトル、それに出だしのリード文などを重視します。これら3点が合格して初めて先を読むのです。3点のチェック項目は
・タイトルにインパクトを感じるか
人が本を読むかどうか決めるのは、50%ぐらいはタイトルの良し悪しにあるのではなかろうか。
つまりインパクトのある魅力的なタイトルは読者に「読んでみよう」という行動を促す引き金になるのだ。
100%出ないのは、中身の最初の部分がタイトル同様に魅力的ではないからではなかろうか。つまり看板に偽りがあるのだ。
・リード文に訴求力はあるか
タイトルが気に入られてさっそく読み始めてもらえたのに、少しだけ読まれただけで先へ進んでもらえたらせっかくの良いタイトルがかわいそう。
そんなことにならないために、次に気をつけたいのは文頭のリード文である。リード文とはその名のごとく、先へ導く文章である。
タイトルだけでなく、このリード文を読んでもらえたらもう大丈夫だ。これはタイトルのように短くはなく、少なくても30〜40字はある文章だから、読者が次第にコンテンツになじんでくれるからである。
・おもしろくてためになるコンテンツでありそうか
最後まで読んでくれたとしても、読者が満足してくれたかどうかは分からない。読者が真に「読んでよかった」と感じるのは、コンテンツが「おもしろくてためになる」という条件を満たしているかどうか、によるからである。
このコンテンツだけでなく、末永くリピーターになってもらうためにも、是非ともクリアしたい条件である。
これら3点を確認したうえで、読者になるかどうかを決めるのです。
なかでも「おもしろくてためになるか」は読者になるかどうかの最も重要な要素です。
アクセスが伸びないのは「おもしろくない」&「ためにならない」から
上で書いたようにブログを読むかどうかは内容のさわりをチェックして決めます。要はこのチェックに合格したものだけを読むのです。
したがってチェックの段階で満足できなかったブログは「おもしろくてためになる」という条件をクリアしなかったのですから、その後読むことはありません。
読者にならないのですから、このブログにアクセスすることはないのです。
ブログのやりがいはアクセス数(PV数)にある
ブログはインターネットで外部へ向けて発信するものです。したがって日記のように記録として残すだけでなく、発信したもの(コンテンツ)を世の中の人々に読んでもらうためのものです。
でもその望みに簡単に叶うわけではありません。読んでもらうためにはコンテンツに魅力がないといけません。
面白くてためになると思ってだあって人々が選んだコンテンツだけがアクセスと形で現れるのです。このアクセスこそがブログのやりがいにつながるのです。
読者が求めているものが何かを知る
アクセスを得るコンテンツを書くためには、まず読者のニーズを知ることが大事です。その方法はいくつかありますが、最も効果があると思えるのは、読者の検索トレンドを知ることです。
書こうとするテーマについて、読者はどんなことを知りたいかを掴むのです。方法としてはテーマについてネット検索して、上位10位までのページで、キーワードを調べ、それを反映させたコンテンツを作るといいでしょう。
望ましいのは長く読み継がれるエバーグリーンコンテンツ
読者からアクセスを得たとはいえ、それが一時に終わってしまったらいけません。ニュースのような時事関連のコンテンツだと、興味が長く続かず、アクセスは一時的なものになります。それでは継続的なアクセスは臨めません。
人々が長くアクセスを続けてくれるのは息の長いエバーグリーンコンテンツ(注)を書くことです。
(注)エバーグリーンコンテンツ
エバーグリーンとは常緑樹のように、季節が変わっても落葉せず常にグリーンであり続けるたとえです。エバーグリーンコンテンツとは、長期間にわたって内容の変わりにくいテーマを持ち、読者に必要とされ続けるコンテンツを指します。2019/08/02 google
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ブログは「おもしろくてためになる」ものでなければ長く続かない
・シリーズ Part 1~Part3
(Part・3)
ライバルの動向を探り、良いものからは学び、消えたものからは敗因を知る
ブログを続けていると気になることがいろいろある。当然のごとく一番気になるのは毎日のアクセス(PV)だが、そのほかにもあり、特に関心が強いのはライバルブログの動向である。
なぜこれが気にになるかといえば、自分のブログが常に検索ランキングトップを維持したく、地位を脅かす他のブログがないかどうかが心配になるからなのだ。つまり他のどんなブログが上位に迫ってきているかに常に気をつけるためである。
そのためにそうしたブログを閲覧し内容を調べ、自分のブログと比較してみるのだ。その結果優れた点は学び、消えたものについてはその敗因を探るのだ。
ある日、検索順位が一気に下がる
google・bloggerに載せている私のブログ「生涯現役日記」は、開設から15年間を通して、スタート当初の数年間を除き、おおむね同ジャンル「ランキングトップ」を維持している。
例外は最初の3年間で、大きくランキングを落とし、10位にも入らないどころか、一気に一時は検索圏外に脱落したことさえあったのだ。
googleに好かれないと長続きはムリ
検索圏外に落ちたのは、ズバリ、googleに嫌われたからである。なぜ嫌われたかにはいろいろ理由があろうが、第一はそのころ検査が厳しかった画像の無断掲載かもしれない。
グーグル画像から適当なものを選び、勝手にブログに搭載していたのだ。その次の理由はSEOに準拠していなかったからだと思う。
SEOは「検索エンジン最適化」というように、検索ページ上位に掲載されるための対策のことだ。これには何といってもSEOの決まりに準拠し、検索大御所であるgoogleに好かれなければ始まらない。
そうでなければとうてい検索上位掲載は望めず、やがてはブログ戦線から葬り去られ脱落を余儀なくされること間違いなしだ。
おもしろくてためになるものでなけれがサイトリングはつかない
サイトリンクをご存じだろうか。これはgoogleが好ましいと思うブログを検索ページ上位に複数行に渡って掲載し、タイトルだけでなく内容まで紹介してくれて、応援してくれるものである。
自分のブログにこのサイトリンクがつくと、いわば他力本願でPVを得ることができるのだ。アクセスアップにこれほどありがたいことはない。
とは言え、簡単にサイトリンクを得ることはできない。なぜなら真に「おもしろくて役に立つ」とgoogleに判断されなければgoogleがこれを与えてくれることはないからだ。
聞くところによると、これが与えられるのは、全体の僅か数パーセントのブログに過ぎないということだ。
稼がない趣味ブログが短命なのはSEOを知らないからなのか
たとえ趣味ブログであるとはいえ、それを長続きさせるのはとても難しく、大半は中途で脱落し、あえなくブログ戦線から消える運命にある。
そうなるのがなぜかというと、コンテンツに魅力がなく、アクセスを得られないからである。
魅力がないのはブログの大原則である「おもしろくてためになる」という要素が欠落しているからである。こうなるのも結局はSEOを知らずにブログを始めたからに違いない。
たとえお金を稼げない「趣味ブログ」といえ、決してSEOをおろそかにはできない。
何度も言うがブログはあくまで人に読んでもらうためのもので、そのためには是が非でもSEOが必要なのである。