2010年7月7日水曜日
男性の新しいファッションなのか?・首に吊るした名札
ここ数年来の傾向として、昼時のオフィス街などを歩いていると、首から名札をぶら下げて歩いているビジネスマンの姿をやたらと目にする。
首に吊るしている名札とは「IDカード」つまり身分証明書なのだが、
事故防止の為オフィスへの出入室者をチェックする為、このIDカードの携帯は今多くの会社で採用されている制度なのだが、いつの間にかそのスタイルは「首に吊るす」のが定番になってきていて、従来のように安全ピンなどで胸に取りつける方式は今やほとんど目にしなくなっているようである。
まさか小学生でもあるまいし、大の大人の男が猫も杓子もなぜこうした名札をぶら下げて、恥ずかしげもなく街頭を闊歩するのだろうかとしばし考えてみたのだが、どうやらそれは最近のノーネクタイ奨励運動に大いに関係があるように思えてきた。
今の世の中がいかに省エネ奨励のクールビズ時代だとはいえ、長年ネクタイに慣れ親しんできたサラリーマンにとって、カッターシャツの首周りに何もないのはなんとなく寂しいもので、ネクタイとは言わずとも、なにかそれらしきものを首から垂れ下げたいという、いわば習慣からの願望がまだなんとなく残っているのだ。
一時「ループタイ」といって単にひも状ものを首から吊るすのが中年世代の間で流行ったことがあった。
つまりその名残が今の吊り下げ型IDカードになったのではないだろうか。
従来のループタイのようないわゆる「地味さ」という感じはなく、ある程度太さのあるカラフルなストラップのついたIDは、ノーネクタイでなんとなく締まりの無さを感じる首周りの恰好のアクセサリーとなり、それが多くのサラリーマンに支持されている原因なのではなかろうか。
それにこのIDカード、トラップの太さと色にもよるが外見的にも決して不恰好ではなく、概して割合と様になっている姿が多いように見うけられる。
こうした状況から考えると、特にノーネクタイが多い夏場ほどこの傾向は今後も強くなり、ストラップの太さと色はますます多様化していき、この傾向は今後次第に定着したものとなり、決して一時の流行として消滅していくものでもないと思うのだが。
少なくとも各企業が社員にIDカードのを携帯を義務づける限りは。
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