防止カバーのおかげで引ったくりが減ってきた
近頃、街を走る自転車で前カゴに写真のような防止カバーをつけているのをよく目にします。
そのほとんどは女性の自転車で、男性のものは見ることはありません。
目立つようになったのは最近のことです。
これは「ひったくり防止用カバー」といわれるそうですが、いまではどこででも売られているそうです。
でもはっきりいって見た感じは決してスマートとはいえず、むしろどことなく野暮ったさえ感じます。
でも背に腹は変えられないようで、次第にこれをつける人は増えているようです。
このところ少しづつ減少している引ったくりですが、いまだに全国で年間1万件以上も発生しています。
これだけ多いと決して他人事とは言えず、いつ自分が被害を受けないとも限りません。防止カバーはその自営手段なのです。
引ったくりの被害者は圧倒的に女性が多く、じつに全体の9割以上に達しています。
これにはおおきな理由があります。
一般的に男性は財布は衣服のポケットに入れています。でも女性はそうでなく、バッグやカバンの中に入れるのがほとんどです。
どうしてそうなのかはよく分かりませんが、昔からこうした傾向は変わりません。
したがって女性が自転車に乗るときはたいていバッグとかカバンを前かごに入れます。だから女性ばかりが狙われるのです。別に女性が弱いからねらわれるのではありません。
引ったくりが使う乗り物はバイクがじもっとも多く、自動車や自転車を大きく引き離しています。
これもバイクを使うと、自転車の前カゴが位置的に狙いやすいからなのではないでしょうか。
これが自動車の中からだと、位置が少し上になって掴むのが難しくなります。また自転車を使うと、スピードの点で逃げるのには不利になります。
バイクが圧倒的に多いのはこうした理由からなのに違いありません。
でも、いかにバイクと言えどもカゴにカバーをつけられたのではどうしようもありません。
今後こうしたカバーがどんどん増えていくと、引ったくりもお手上げになり、被害が次第に減っていくことは間違いないでしょう。
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