2013年6月12日水曜日

いまや高齢化は人間だけではない ・ 老犬の世話をする”老犬介護士”とは?



朝ウォーキングをしていると犬の散歩をしている高齢者によく出会う。そのたびに思うのは連れている犬の”元気のなさ”である。


以前だとよく目にした、ハーハーと大きく息を吐いて人をぐいぐい引っ張るように進む元気な犬の姿をほとんど目にしない。


人を引っ張るどころか、人の歩みに合わせていそいそと歩いているという調子で、溌剌とした元気さがうかがえない。


そうした犬には若々しいのは少なく、どちらかと言えば老犬に近いものが多い。


しかし考えてみればこれは当然かもしれない。飼い主が老化すると飼われているペットが老化するのはあたりまえなのだ。


高齢者だけの家庭で飼われているペットは特にその傾向が強いのではないだろうか。


高齢者だとペットを飼うにも自分の老い先を考えるだろうから、飼い始めたのは最近のことではないだろう。

つまり飼い始めたのは、まだじゅうぶんペットの世話ができると踏んでのことだろうから、今からかなり前だろう。

したがって高齢者が飼っているペットも今では高齢に達しているのである。


ところで最近ではこうした高齢化したペットのために「老ペット介護士」という資格を持った人がいるのだと言う。


いまや介護が必要なのは人間だけでなく、高齢者の家庭では人とペットのダブル介護が必要な時代なのだ。


そのうちペットの介護保険ができるかもしれない。

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・老犬介護士の役割

人間の介護士と同様、老犬の介護の専門家です。年老いて生活に支障がある老犬の世話をします。

しかし、犬も人間と同様、1頭1頭いろいろなケースがあります。単に、老犬の介護をするだけでなく、老犬の飼い主が元気に明るく、前向きに老犬と接していけるように、飼い主の話を聞き、困っていることがあれば、相談に乗り、適切なアドバイスをする。

飼い主の老犬の世話に関するカウンセラーとしての役割も、老犬介護士のとても重要な役割です。

 年老いて、たとえ認知症になったとしても、その老犬は最後まで、長年連れ添った飼い主に世話をしてもらいたいはずです。その犬にとっては、生きている限り、飼い主が全てなのです。

そして、飼い主になる人間には、愛犬の最後の最後まで面倒を見てあげる義務があるのです。しかし、現実的には出来ない場合も出てきます。それを手助けするのが老犬介護士の大きな役割です。

今では、人間と同様に、ペットのデイケアサービスというものもあります。
 

・ペット介護士とは

ペットのケアをする技能を持つ資格。家族のように、また、家族の一員として一緒に生活するペットに必要なケア技能などを身に付けている。

今は、犬や猫を家族と同じようにもてなし、一緒に住む人が増えています。ペット介護士が習得するケアの内容は、健康管理・しつけ・グルーミングなどのほか、ペットと暮らすための基礎的知識などです。

また、ペットは何かと忙しくストレスを溜めがちな現代人をいやしてくれる、かけがえのない存在。こういった現代において、ペットの役割はとても重要です。

大切なペットを長生きさせるための知識や技法として、ペット介護士の資格が注目されています。


・ペット介護士になる為には

勉強する科目は、犬と猫の特徴や基礎知識、病気などの発見などの健康管理

しつけやトレーニング、グルーミングなど実技と知識を勉強します。



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