韓国は何をやるにしても徹底している。喫煙ぐらいで退職を勧告するのは極端といえば極端だが、結果を出すにはこれぐらいやらないといけないのだろうか。
でも禁止されている会社で何故タバコを吸うのだろうか。家庭でもタバコを吸えば奥さんや子どもが苦情を言って肩身が狭いはずである。それを給料をもらっている会社でやって良いはずがない。
吸いたいのなら、会社を辞めて好きなだけ吸ってください、と言われて仕方がないかもしれない。
でも”職場での禁煙は常識”とも言われている中で、いまだにこんなことで苦情を言う大企業の社員がいるのも不思議だが
それを良識ある新聞社が、なぜ擁護しなければいけないのだろうか。
以下は朝鮮日報日本語版の記事である。
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大企業の厳しすぎる喫煙規制、社員の不満続出
アシアナ航空、たばこ吸った社員に退社勧告
「臭いがする」として懲戒処分も
アシアナ航空の社員Aさんは今年1月、会社の屋上でたばこを吸っていて、たまたま屋上に上がってきた役員に見つかった。
Aさんは人事委員会での審議の末、2月に退社を勧告され、同月にほかの会社に転職した。
また、別の社員Bさんは会社の外でたばこを吸ったにもかかわらず「体からたばこの臭いがする」との指摘を受け、喫煙の事実を認め、現在懲戒処分を待っていることが分かった。
アシアナ航空は1991年、全ての事業所で全面禁煙を実施し、昇任の対象者や役員には「禁煙同意書」の提出を求めた。
だが、一部の社員たちは「同意書を書けというから書いたが、たった1回たばこを吸ったからといって人事委員会にかけるのはやり過ぎだ」と不満を打ち明けた。
ある社員(31)は5日「社員たちの健康のために禁煙を勧めるというのは望ましいことであり、多くの社員たちが会社による(喫煙)規制の方針に賛成している」としながらも「原則として個人が自主的に判断すべき問題であり、警告程度にとどめるべき。
減俸や人事措置まで行うのは、過剰な対応ではないか」と主張した。
これに対し会社側は「航空運輸サービス業の特性上、禁煙は会社の重要な施策であり原則だ。
社員たちが提出した同意書に『たばこを吸って摘発された場合、いかなる処罰も甘受する』という内容が含まれており、同意書の内容や手続きに従った処分であるため、問題になる余地はない」と説明した。
企業が強硬な喫煙規制策を打ち出す中、社員たちが「会社側のやり方があまりにもひどい」と反発するなど、禁煙施策をめぐる騒動が巻き起こっている企業が意外に多いことが分かった。
ロッテ百貨店本店(ソウル市中区小公洞)の一部の愛煙家の社員は、会社側の喫煙の取り締まりを逃れるため、オフィスから歩いて10分の明洞駅まで行ってたばこを吸っている。
会社の近くでたばこを吸い、役員に見つかった場合、人事をめぐって不利益を受けかねないためだ。
CJ第一製糖本社(ソウル市中区双林洞)に勤務する社員たちは、乗用車で忠武路駅や東国大学の近くまで行ってたばこを吸う。
同社の社則に「会社から半径1キロ以内でたばこを吸ってはならない」との規定が含まれているからだ。
ある大企業の幹部は「会社側が尿検査など、過剰な規制を行う側面があり、内部でも反発が根強い。
一方的に強要するよりは、会社側と社員たちが共に納得できる程度のガイドラインを共同で作成すべきという意見が多く出ている」と語った。
チェ・ヨンジン記者
朝鮮日報日本語版 2013年6月7日
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