夜のニュース番組の中心といえば、やはり時間帯が良くて放送時間の長いNHKの「ニュースウォッチ9」とテレビ朝日の「報道ステーション」ではないでしょうか。
とは言え、視聴率の高さだけでは、NHKの「ニュースセブン」や関東地区だけで放送されている「首都圏ニュース845」などもありますが、放送時間の短さや内容の点でこれらをメインニュース番組と言うことはできないでしょう。
したがって、見ごたえある番組としてはやはり「ニュースウォッチナイン」と「報道ステーション」になります。
ではこの2者の視聴率はどうなのでしょうか。
これは最近のものとして、テレビ朝日「報道ステーション」が2月26日の視聴率が15.3%、NHK「ニュース7」が同じ日で17.8%と載っていましたが、なぜだか「ニュースウォッチ9」のものは載っていませんでした。
それもそのはずで、よく見てみると載っているのは視聴率10%以上の番組だけで、それ以下は載っていなかったのです。
これで分かるとおり、ニュースウォッチナインの視聴率は10%にも達していないのです。
でもこれは悲しいことではないでしょうか。NHKの夜の看板番組といってもいいいゴールデンタイムのニュース番組の視聴率が10%にも満たないとは情けない限りです。
では10%をどれぐらい切っているかと言いますと、ウィキペディアの情報などによりますと、もっとも低いときは6%台にまで落ち込むこともあるらしいのです。
このようにニュースウォッチナインはライバルと目される報道ステーションに視聴率で大きく水をあけられているのです。
ニュースウォッチナインの男性メインキャスターは大越アナ、一方報道ステーション「が古舘アナです。それに女性アナが井上アナと小川アナです。
さらにお天気キャスターとスポーツ担当アナとして二人づつの女性アナが加わっています。したがってどちらも男性キャスター1人と女性キャスター3人の合計4名づつの布陣になっています。
つまり人的には同じ規模で流されているのです。
放送時間は報道ステーションの方が10分ほど長いのですが、CMの時間を除くと同じようなものではないでしょうか。
では同じようなゴールデンタイムの時間帯で、放送時間も同じ、人的規模も同じなのに、なぜ視聴率にこれほど大きな開きがあるのでしょうか。
以下は個人的な意見になりますが、「ニュースウォッチナイン」と「報道ステーション」を比べてみますと、ニュースの掘り下げ方が、圧倒的に報道ステーションの方が優れているからではないでしょうか。
つまり報道ステーションはニュースを詳しく分析した上で、メディアにとって大事な批判精神(クリティカルスピリッツ)をじゅうぶん発揮して報道しており、例えば今の安倍政権に対してもはっきりものを言っています。
これに対して、ニュースウォッチナインではそうした力が弱く、安倍政権に対しても迎合的な姿勢が目立ちます。
これでは見る人には頼りなく映り、報道ステーションびいきになるのは明らかです。
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最近のニュース番組視聴率
・NHKニュース7 NHK総合'14/02/26(水) 19:00 - 30 17.8%
・ニュース・気象情報 NHK総'14/03/02(日) 20:45 - 15 15.9%
・報道ステーション テレビ朝日 '14/02/26(水) 21:54 - 76 15.3%
・NHKニュースおはよう日本・首都圏 NHK総合'14/02/25(火) 7:45 - 15 14.6%
・首都圏ニュース845 NHK総合'14/02/24(月) 20:45 - 15 14.1%
・首都圏ニュース・気象情報 NHK総合'14/03/01(土) 18:45 - 15 13.5%
・ニュース NHK総合'14/03/02(日) 12:00 - 15 12.9%
・ANNスーパーJチャンネル テレビ朝日'14/03/01(土)17:30 - 30 12.1%
・NEWS ZERO 日本テレビ'14/02/25(火) 23:00 - 59 11.2%
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