2024年12月29日日曜日

繁盛店をめざすには 販促活動としての《呼び込み》が大切



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呼び込みと客引きは異なる

多くはないでしょうが、ひょっとして「呼び込み」と「客引き」は同じものと考えている方もいるのではないでしょうか。

両者の語感がなんとなく似ているのでそう思うのでしょうが

もしそうだとすれば、この際これら両者はまったく異なった販促行為であることを、はっきり認識してほしいものです。


呼び込みと客引きの違い

Search Labs | AI による概要

呼び込みと客引きの違いは、対象とする相手と、法律や条例への対応の有無です。

  呼び込みは、不特定多数の人に対してお店に来るよう勧誘する行為です。大声でお店を紹介したり、ティッシュ配りをしたりする行為などが該当します。規制の対象外となる態様が多いため、基本的には自由に行うことができます。ただし、特定の通行人に対して値段交渉などをすると、違法な客引きにあたる可能性があります。

•  客引きは、相手を特定してお店の客として勧誘する行為です。風営法や各都道府県の迷惑防止条例によって規制されています。客引き行為は、治安の悪化や街の景観やイメージの棄損などの悪影響を及ぼす可能性があります。

客引き行為は、人の進路を妨害したり、執拗につきまとうなどして来店を促した場合には、罪に問われる可能性があります。


「客引き」はなくなったほうがいいが「 呼び込み」は栄えてほしい

商売(商店)はいろいろな販促活動を展開していますが、効果が最も見えやすいものとして、マンパワーによる「客引き」や「呼び込み」があります。

これらは通行人など目の前に現れた人たちを直接店舗に呼び込むための担当者やその作業のことをことを指します。

でもこうした販促手段が、顧客である人々に歓迎されているかと問えば、必ずしもそうとは言えません。

そうなのです。例に挙げた2者でいえば、客引きはノーで呼び込みはOKなのです。


客引きは不気味だが呼び込みは小気味いい

個人的な思いですが、両者の印象の違いを一言で言い表すと、客引きは不気味、呼び込みは小気味いい、とななります。

理由は言うまでもなく、客引きは袖を引っ張ったりして、言葉巧みに人を良からぬ場所へ連れ込もうとするからです。

一方呼び込みの方はそうではなく、その威勢の良さから元気をもらえるような気がして、むしろ歓迎されているといっていいでしょう。

 

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上手な呼び込みと下手な呼び込み 

ショッピングセンターなどには多くの店舗が並んでいる。その多くに店が各々独自に呼び込みを行っています。

聴くともなしに耳に入ってくるのは、各自バラエティに富んだ呼び込みの声です。

ショッピングセンターの店舗数が多ければ多いほど呼び込みの数も多くなりますが、多くなればなるほどそのクオリティの差が目立ってきます。

要するに上手な呼び込み、下手な呼び込みの差が現われてくるのです。


クオリティを上げるために「呼び込み技能検定」を作ったらどうだろう

商店にとって呼び込みが大切な販促手段だとすれば、そのクオリティが重要なテーマになります。

週末の人出が多いショッピングアーケードなどの店前で呼び込みを目にすることは少なくありません。

それで気がつくのは、上手な人、反対にお世辞にもそうは言えない人とのクオリティに大きな差があることです。

なぜそうなるかを考えてみると、この職種にはプロとして育成された人が少ないからではないでしょうか。

呼び込みのクオリティを高めるには育成活動が欠かせません。その一環として、「呼び込み技能検定(仮名)を作ったらどうでしょうか。

検定試験全盛時代と言われる今、販促に必須な《呼びこみ技術》を試す検定がないのは不思議です。