12月に入ってそろそろ冬のボーナスの時期になってきた。
タイトルにもあるように東証1部企業のボーナスは昨年比4%もダウンだという。1部上場企業でさえこうなのだから、他は推して知るべし、である。
なかでも製造業ではアップル、サムスン、LGなどに完全に利益を奪われて業績悪化が相次いでいる「電機」分野の落ち込みが最も大きく、前の年を5%下回る水準である。
続いて、「非鉄・金属」がマイナス3.92%、「自動車」がマイナス3.60%となっている。
ところで次の決算で2社併せて1兆2千億円以上という巨大な赤字を計上するかつての電機IT会社の雄、パナソニックとシャープでは冬のボーナスは出るのだろうか。
これだけの大赤字が予想されていれば、出せないだろうというのが大方の予想だが、両社ともこれについてはまだ発表していない。
まさかこっそり出そうという魂胆でもないとは思うが、もしそんなことをすれば世間は黙っていないだろう。
巨大赤字に比べると1回分のボーナスの額などたいした問題ではないかもしれないが、だが自ら身を切る気概が大切であり、それでこそ再建の道が開けるというものだ。
でもこうした心配は何もパナソニックやシャープに限ったことではなく、ソニーやNECをはじめ、ほとんどの電機IT会社に当てはまることだろう。
それに大赤字が予想され最近値上げを発表した関西電力のように、東電を筆頭にした全国の電力会社にしても同じことだ。
しかし右を向いても左を向いても今の日本には明るい話が少なすぎる。
いったい次の選挙での政権政党はこの状況をなんとかしてくれるのだろうか。
それともこれまでと同じで、期待するだけ馬鹿馬鹿しいか?
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