2012年12月8日土曜日

NHKテレビ ・ 12/07の地震報道に大きな疑問


おそらく昨日のNHKの地震報道には多くの人が疑問を感じたに違いない。


地震が発生したのは17時過ぎであったがそれから延々2時間以上も「津波警報が出たので避難してください」という、アナウンサーの声を張り上げての緊迫した地震報道が続いたのだ。


それでも津波到達予想時間前まではまだいいとしても、何も起こらずその時間帯が過ぎた後もアナウンサーの態度はまったく変わらず、最初と同じような緊迫した口調で住民に避難を訴え続けていたのだ。


これも初めから聞いている人は別にして、途中からこのハイトーンの緊迫した放送を聞いた人は、「また大きな地震が起こって、津波を伴った大きな被害が出たに違いない」と勘違いでも起こしそうな放送内容であった。


これはNHKの大失態ではないのだろうか。


下はこの問題を報じた読売新聞の記事である。


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NHK、断定調・緊迫した口調で「避難を」

 7日夕発生した三陸沖を震源とする強い地震で、津波警報が発令された後、NHKはテレビやラジオの臨時ニュースで、アナウンサーが「命を守るために急いで逃げてください」「東日本大震災を思い出してください」などと緊迫した声で避難を呼びかけた。



 NHKは東日本大震災の教訓から、昨年11月に津波警報と大津波警報が出た場合の読み上げ方を見直し、断定調を使って、緊急性を訴える表現に修正。今回の地震で初めて、新たな表現で放送が行われた。


 この日は、高瀬耕造アナウンサーが「津波警報が宮城県に出ています。到達時刻はあと10分ほどです」「津波は何度も押し寄せます。予想の高さを超えることもあります。避難を続けてください」と強い口調で繰り返し、画面には、赤字のテロップで「津波!避難!」と表示された。

(2012年12月8日09時01分 読売新聞)

1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

大げさで失態の方がまだましだと思います。あの震災で多くの人が亡くなった事実を考えれば。
大げさですみませんという謝罪と、命を守れず申し訳ございません。では全く違います。

それに大げさな報道によって、どのような避難をしたかというありがたい調査にもなります。

さまざまな意見があって然りですが、現在の所疑問視する意見は少数です。