和食がユネスコの世界無形文化遺産に登録申請されたことについてご存知の方は多いと思う。
最初にこの話を耳にしたときは、「エッ、和食が世界遺産に?」と、いささか奇異な感じもしないではなかったが、でも最近の世界での和食人気を見れば、なんとなく納得するところもある。
私たち日本人がこれまでなんとなく食べてきた和食であるが、このところの世界での人気上昇振りは目覚しいものがある。
世界の多くの国の調査で他国の料理を押しのけて、堂々と人気ナンバーワンになっているのである。
いったい和食がどうしてこれほど世界の人々を惹きつけてしまったのだろうか。
はっきり言ってまだその理由はよく分からない。味だろうか? 四季折々の旬の食材の魅力だろうか。それとも美しい陶器のうつわに盛り付けられた彩りの豊かさだろうか。
まあこうした諸々の点が総合的に評価されたのだろう。いずれにしても2013年12月に発表される世界遺産登録申請の結果が楽しみだ。
以下は最近ジェトロが発表した世界の国々での和食の人気ランキングである。
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日本貿易振興機構(ジェトロ)が発表
2013年3月5日、日本貿易振興機構(ジェトロ)は『「日本食品に対する海外消費者調査(中国、香港、台湾、韓国、米国、フランス、イタリア)」結果について』を発表した。
調査の結果、調査対象となった中国、香港、台湾、韓国、米国、フランス、イタリア7か国・地域中6か国・地域で「日本料理」が好きな外国料理の割合でTOPとなった。
国別好きな「好きな外国料理」ランキング
調査対象となった国別に好きな外国料理のランキングを見てみよう。
中国
1位:日本料理(25.2%)
2位:韓国料理(19.8%)
3位:フランス料理(13.6%)
香港
1位:日本料理(25.0%)
2位:韓国料理(17.4%)
3位:タイ料理(16.5%)
台湾
1位:日本料理(19.2%)
2位:イタリア料理(13.3%)
2位:タイ料理(13.3%)
韓国
1位:日本料理(25.7%)
2位:中国料理(22.5%)
3位:イタリア料理(15.2%)
米国
1位:イタリア料理(15.5%)
2位:中国料理(15.0%)
3位:日本料理(14.7%)
フランス
1位:日本料理(17.4%)
2位:イタリア料理(15.1%)
3位:韓国料理(14.6%)
イタリア
1位:日本料理(23.8%)
2位:韓国料理(19.1%)
3位:スペイン料理(11.4%)
各国とも2位以下は様々である。
全体の結果で見たTOP3は以下のようになる。
1位:日本料理(21.1%)
2位:イタリア料理(12.8%)
3位:タイ料理(10.3%)
続いて、中国料理が9.3%、韓国料理が8.5%になる。
日本料理は韓国料理に対し3倍近いポイント差をつけて1位となっているようである。
【naka773】 インターネット「I ZA」より
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