3月30日のブログ事にも載せた米国空軍の「B2ステルス戦略爆撃機」の韓国軍事訓練への参加だが
その運行費用について興味深い記事が昨日の朝鮮日報日本語版に載っていた。
驚くべきはその運行費用である。ステルス爆撃機2機が米韓を往復するだけで5億円以上もかかったというのだ。
2機とはいえ、僅か1回の飛行にこれほど莫大な費用がかかるとは誰も予想しなかっただろう。戦争がいかに高くつくかについての、一つの証明でもある。
以下は韓国紙朝鮮日報日本語版に載った、その費用についての記事である。
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「B2爆撃機、韓国出撃の費用は2機で556万ドル」
米国の外交専門誌「フォーリン・ポリシー」は28日(現地時間)、B2ステルス爆撃機(写真)2機が韓半島(朝鮮半島)上空で訓練任務を遂行するために、合計556万ドル(約5億2300万円)掛かったと推定されると報じた。
同誌は、公共性保全センター(CPI)が昨年出版した報告書を引用し「B2は1機の価格が21億ドル(約1980億円)で、飛行の際の費用も、1時間当たり約13万5000ドル(約1270万円)に達する。
B2の運航費用は、米空軍のいかなる機体と比べても2倍以上」と伝えた。
今回の訓練のため、B2は米国ミズーリ州の空軍基地から韓国まで往復したが、これには少なくとも20.6時間必要だ。
この点を考慮すると、B2の運航費用は1機278万ドル(約2億6200万円)、合計556万ドルという計算が成り立つ。
とはいえ、費用はこれが全てではない。2010年の報告書によると、B2は1時間飛行すると保守整備に約50時間投じなければならない。
米空軍は昨年、B2の整備だけで8億ドル(約750億円)以上の予算を使ったと同誌は説明した。
ワシントン= イム・ミンヒョク特派員
朝鮮日報日本語版 2013年3月31日
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