天気予報では”平年並みの気温”という表現を使っているのだが?
昨日はようやく4月の平均気温あたりまで戻したようだが、1昨日までの3日間は”これが4月か”というほど寒い日が続き、夜など暖房さえ必要なぐらいであった。
北日本では多くのところで雪が積もったようで、各地では何十年ぶりことだ、と驚いていた。
しかし最近の気温は変化はついていくのが難しいほど不安定で、3日とあけず目まぐるしく変わっている。
4月も中旬を過ぎて、もう寒い日は来ないだろうと思っていた矢先にこの変化である。
それも1日だけならまだしも、3日間連続で寒い日が続いたのである。
これでは4月の季語としてもによく使われる”春爛漫”という言葉さえ疑わしくなってくる。
よく天気予報で「平年並みの気温」と言う表現が使われるが、それを聞くたびに思わず首をひねる。
なぜなら1ヶ月を通しても平年並みの気温と思われる日がめったにないからである。
本日のテーマにも掲げているように、つい最近の天気予報でも”昨日は3月中旬並の気温で、4日前は5月下旬並の気温でした”とはっきり言っているのである。
でもこんなことは別に珍しいことではない。天気予報のキャスターは年から年中こんなことを言っているのではないだろうか。
要するに平年並みの気温の日がなかなかないからなのだ。これでははたして”平年並み”という言葉の意味はあるのだろうか。
滅多にない気温を指して平年並みと言われても聞く人には少しも実感として捉えることができないのではないだろうか。
したがってもし言うとすれば、「平均気温」の方がいいのではないだろうか。
つまり”昨日は4月の平均気温より3度低い気温でした”と言うふうにである。
これだと聞く人も納得できるのではないだろうか。
天気予報のキャスターも、このところの異常気象で以前より大きく変わっている最近の気象事情を踏まえて、いつでもありきたりな表現を使うのではなく
もっと臨機応変な言葉づかいで臨まないと、聞く人の不満を買うのではないだろうか。
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