2010年10月5日火曜日

「がんばってね」と「Take it easy」・日本とアメリカ逆の発想

私たち日本人がよく使う励まし言葉に「がんばってね」とか「がんばれよ」などという言葉があります。

これを英語に直訳すると「Work hard!」とか「Study hard!」となります。

でも、アメリカ人は一般的にそうは言いません。

こういったケースでは日本語とはまるで逆の二ユアンのスのある「Take it easy」という表現がよく使われているようです。

「Take it easy.」を日本語に訳すると「らくにやれよ」というような意味です。

また人によってはこの後に「Don't work hard.」とつけ加える人もいます。

つまり、「しゃかりきに働かないで、まあ楽にやれよ」というふうな意味です。

同じケースで使われるのに、まるで反対の意味を持つ言葉が用いられるのは考えてみれば不思議なことです。

文化の違いよってこれだけの相違が出てくるのは不思議な反面、誠に興味ぶかいことであるとも言えるのでないでしょうか。

この他にも日本とアメリカで逆になっていることは他にも多くあります。

例えばアメリカの公衆トイレでよく目にしますが、日本だと前垂らしにセットされているトイレットペーパーが後垂らしになっていることがしばしばあります。

これでは使い勝手が悪いのでは?と我々日本人は思うのですが。

また、これはよく知られていることですが、日本では救急車は199番ですがアメリカは911番。

人を呼ぶ手招きは日本が手の平を上から下に振るのに対し、アメリカは下から上に振る。

そして極めつけは、あるアメリカ駐在の長かったある日本の銀行マンの書いた本で紹介されていた一つも面白いエピソードの紹介です。

ニューヨークのある小学校に日本からの転校生がやってきました。

クラスに配属された初めての日、クラスメートに紹介された後、担任の先生が日本人生徒にこう言いました。

「席に座ってリラックスしてマンガでも読んでいなさい」

これは面白いではないですか。

まるで今回のタイトルの「がんばってね」と「Take it easy」の違いとの同じような響きがあるではないですか。

こういうケースで日本の先生だと、さしずめ「静かにして授業を聞いていなさい」とぐらい言うのに違いありません。

さて、日米のこうした大きな差。

あなたならどちらに軍配をあげますか?

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