2010年10月22日金曜日

体はFreeに、頭はBusyに

(脳は疲れない)
何かといえば「忙しい、忙しい」と口にする人がいるが、こういう人などはさしずめ本日のブログタイトルとは逆の、体がBusyで頭がFreeな状態にあるのではないだろうか。

よく言われるではないか。

忙しいという字は「忙」と書き、「心を亡くす」という意味である、というふうに。

心を亡くす、つまり頭がFree状態になっている訳で、ものを考えていないのだから決していい状態ではないのである。

逆に体はリラックス(free)しているが、頭は常にフル回転(busy)というのが、本日のタイトルなのである。

一般的に脳(海馬)というのはいくら使っても疲れないものであると言われている。

極端に言えば一生使い続けても疲れないのである。

もし、疲れたと感じることがあれば、それは脳そのものではなく、目などの神経が疲れ、それをかん違いして人は脳が疲れたと思うのだそうだ。

一方体はどうだろう、忙しく動けば当然エネルギーを使い、その結果消費したエネルギー分だけ疲れてくる。

もっとも体の疲れる原因についてはまだよく解明されていないようだが、一説には乳酸がたまるからだとも言われているようだ。

でも、頭を使いながら効率よく動けばその分だけエネルギー消費も減り、疲れも少なくなるのではないだろうか。

したがって動きまわるときでも頭でよく考え、なるべくリラックスした動きが必要になるのである。
つまりゆったりとした気持で頭だけは働かせながら行動していくのである。

これは今流の省エネを考えた行動様式でもあるのだ。

日本人にはとかく「よく動き回る忙しさ」ということを美徳と考える風潮があるようだが、でもそうした考えは以前のブログでも書いた、日本語の「がんばれよ」と英語の「Take it easy」の励まし言葉の違いにも似たような響きがあって、頭を使わず「忙しい、忙しい」とひたすら頑張って動き回ることは、ただ疲れるだけで精神衛生の見地から考えても決していいことではないと思えるのだが。

とにかく心を忘れるほどの忙しい状態にはなるべくもっていかないようにするのが望ましく、そのためにも脳だけは常にフル回転していたいものだ。

つまり「体はfreeに、脳はbusyに」の精神なのだ

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