2010年10月2日土曜日

大学の講義もインターネットで

いま新たに何かを学習したい人にとって、インターネットほど便利で都合のいいものはない。

言い換えれば今という時代はインターネットを使えば、居ながらにしてあらゆることが即座に学習できる環境にあるのである。

まさに学習者にとって夢のような時代が到来したと言っても決して過言ではない。

向学心があっても何らかの都合で上の学校へ進めなかった人は多い。

そういう人たちにとっては居ながらにして視聴覚をとおした学習にチャレンジできるようになったのだから、これほどの朗報はないだろう。

また未曾有の高齢化社会に入った現在の日本で、生涯教育の名のもとに高齢者が再び質の高い学習の場に参加できるまたとないチャンスなのである。

そのプログラムも学問の領域ばかりでなく、趣味などのあらゆる分野にまですそ野を広げており、その選択肢は多伎に及んでおり、内容についても実に豊富である。

例えば大学の講義にしても無料で受けられるものだけでも、慶応大学工学部の講義を取り上げた「ワイドユニバーシティ」とか、あるいは各大学の自慢の教授陣による講座である「大学教授のそのまな講義」というもの、さらには「インターネット大学講座」など、まさに目白押しの観がある。

さらに大学講座ではないがそれと同レベルの、国立情報学研究所によって無料で提供される教養講座の数々というふうに、ネット講座はいまや花盛りの観を呈していると言っても決して過言ではない。

これに有料の講義を加えると、その数はまさに無尽蔵と言ってもいいくらいである。

しかも今はまだ草創期で、その数は年々増加の傾向にあるのである。

しかし、いかにこうした恵まれた環境下にあっても、高齢者にありがちなパソコン音痴だと、いかに向学心に燃えていても参加することはできない。

したがって、高齢者をはじめそうした人はまず手始めにパソコン操作技術をマスターすることだ。

これに対しては何かとおっくうがる人が多いが、決して考えるほど難しいものではない。

何を言おう、今69歳のこの私だって「ウインドウズ95」が世に出た、50代半ばに初めてパソコン技術を習得したのだから。

何も生涯学習ということにばかり目を向けて言うのではないが、第二次産業革命とも言われる現在の「インターネット社会に於いてのみ得られるかけがえのない利益」を享受するためにも、パソコン操作技術だけはできるだけ早めに習得されることをおすすめしたい。

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