2011年6月6日月曜日

ついに世界一のIT企業に成長した・韓国の巨大企業「サムスン」

ソウルのサムスン本社ビル
3月26日のブログでも「世界市場のシェアで韓国に大きく差をつけられている・Made in Japanの携帯電話」http://tuneoo.blogspot.com/2011/03/made-in-japan.htmlとしてサムスンを中心とした韓国IT企業について取り上げているが、

いま世界携帯電話市場で40%以上のシェアを獲得していて、世界のIT市場を席捲するほど破竹の勢いで成長を続けている韓国の巨大企業サムスンであるが、本日のブログではこの会社の全容について詳細に眺めて見ることにしよう。

携帯電話のシェアでも世界ナンバーワン

サムスン電子は世界各地に65生産法人・130販売法人を展開し、18万人余りの社員を抱える巨大多国籍企業である。

2010年にはヒューレット・パッカードを追い越し、世界最大のIT企業となった。

特に大きな世界シェアを持つ製品は、薄型テレビや液晶パネル、半導体、携帯電話、デジカメ、ビデオカメラ、液晶ディスプレイ、プリンター、HDD、SSD、有機EL、白物家電、ホームシアターなどである。

21もの製品分野で世界トップシェアを占める

2008年は21の製品分野で世界シェア1位であり、60以上の製品で世界的なマーケット供給者である。

名実共に、韓国を代表する企業であり、韓国の経済の代表格として、ライバル企業のLGエレクトロニクス等と共に、国策企業として政治経済ともに韓国内で大きな位置を占めている。

2003年には、サムスン電子の年間純利益が100億ドルを突破し、世界で9番目、製造業ではトヨタ自動車に次ぐ2番目の純利益100億ドル企業になった。

2009年には売上高が1,168億ドルを突破し、世界最大の電機メーカーに確定的となった。

時価総額は2010年4月現在、126兆ウォン(約10兆5,000億円)である。

半導体で得た莫大な利益を投資して急成長

サムスン電子は、90年代から半導体で得た莫大な利益を元に迅速な経営判断と集中投資をし、次世代産業であったLCD事業や携帯電話事業に大規模な投資を行い、今ではLCD分野の売上高と販売数量で世界シェア1位へと成長し、携帯電話も世界シェア2位へと成長した。

2010年現在、世界市場で多くの消費者が使用しているサムスン電子の代表製品は、LEDテレビをはじめとする多様なテレビ製品、スマートフォン「ギャラクシーS(GALAXYS)」が挙げられる。

また、使用者が容易に見ることはできないが、世界各地のテレビや携帯電話、コンピューターなど、各種の電子製品を分解すると、その中にサムスン電子のメモリ半導体が組み込まれている。

テレビ販売量4年連続で世界トップ

テレビ部門でのサムスン電子は独走を続けている。

2009年に4年連続でテレビ販売量トップとなったが、2010年も特別な異変がない限り、トップの座を維持すると予想される。

世界の液晶ディスプレイパネル市場では、8年連続でシェアトップを記録している。

徹底したデザイン重視の製品開発と、安価、性能やサイズなどの品質、徹底的なマーケティング戦略、大規模なコマーシャル活動などを通し、革新的な製品をリリースしていることから、世界市場で急激にシェアを伸ばす結果をもたらしている。

現在、日本以外の海外では一流メーカーという認識で通っている。

サムスングループ内には、総合電子部品メーカーのサムスン電機、デジタルカメラや製造装置や軍事機器などを生産するサムスンテックウィン、薄型テレビ用パネルや二次電池などを生産するサムスンSDIなど、数多くの関連企業を保有している。

また、ソニーとサムスン電子は合弁で液晶パネルを製造するS-LCDを韓国の忠清南道牙山市、湯井地区に設立しており、第8世代パネルを生産する。

1969年に、サムスン電子工業(株)という社名で設立されたサムスン電子は、2009年に1,168億ドルの売上を達成するなど、飛躍的な成長を遂げた。

2020年には売上4,000億ドルを達成しグローバル企業トップ10入りを目指す

同社は、会社設立40周年を迎えた2009年に「Inspire the World / Create the Future」というビジョンを掲げ、今後10年後の2020年には売上4,000億ドルを達成し、IT業界で不動の世界1位、グローバルトップ10入りを目標として定めた。

またサムスン電子は、既存のセット・部品中心の情報、通信、AV事業(Infotainment)に、ソフトウェアとソリューションを中心とした医療/バイオ、環境/エネルギー、利便性/癒しなど暮らしの質を向上させるライフケア(Lifecare)を新たな事業領域に盛り込み、「21世紀型のビジネス構造」への変身を図っている。

インターネット「ウィキペディア」参照

0 件のコメント: