ところこの切符の売上げはどれくらいあるのだろうか
また利用者の年齢構成はどうなっているのだろうか
夏は青春18切符の利用がもっとも増える季節である。
学校も夏休みに入り今年もまたその季節がやってきた。
JR各社とも、てぐすねを引いてこの季節の到来をまっていたはずだ。
私自身、これまで何回この切符の購入を続けてきただろうか。おそらく10回は下らないだろう。
春夏冬と年3回出る中でやはり夏が一番多かったようだ。
・JRはなぜ利用者の統計をとって販促資料としてに利用ないのだろうか
それにしてもはこのドル箱ともいえる大ヒット商品をさらに売上げを増やすために、販売時に購入者からアンケートをとるなどして販促資料としてなぜ利用しないのだろうか。
今のところそういうことをやっている様子はまったくない。
せめて購入者の年齢や職業となどを聞くだけでも、今後ターゲットを絞った販売戦略も立てられるはずであろうに。
これからもますます拡大が予想されるシルバー層などはまだまだ顧客として拡大していくと予想されるのだから、比較的暇の多いこの層の利用率をつかんでおくだけでも今後の販促に大いに役立つのではないだろうか。
それぐらいのことは簡単にできそうなのに、そうしたことをやっていないのは何かそれを阻む理由でもあるのだろうか。
それともやはりまだ民間企業であることの自覚が足らないのだろうか。
他人事ながら個人的に大好きな商品であるゆえに気になるところだ。
・一時は廃止も噂されていた
なんにせよ、廃止もウワサされていた青春18きっぷが存続したのは、利用者にはよいことだと思う。
JR各社のなかにはいまだに廃止論もあるようだが、廃止したところで、利用者が特急や普通の切符に転移してくれる可能性は大きくない。
バスなどに移るか、旅行に出ること自体をやめてしまう可能性が高い。ならば、廃止しないほうが、JRの収支にはプラスという判断が働いているのだと思う。
・なぜ売上げ金額を発表しないのか
青春18きっぷの売り上げ金額がいくらだかは公表されていない。国民1000人に1人が年1枚利用していると仮定すると、ざっと11万枚の販売で、12億円の売り上げになる。
国民100人に1人が年3枚なら360億円になる。
現状がどのくらいなのか見当がつきづらいが、この不思議な切符が廃止されずに残っているのは、相当な売り上げがあるから、と推測せざるをえない。
ならば、年間30億円〜50億円くらいなのではないか、と推測する。この程度だとしても、JR東日本や東海には、廃止しても構わないくらいの数字にも見える。
ただ、四国や北海道には、設備投資なしで入ってくる億円単位の収入は魅力だろう。
・青春18切符 ・・・変遷を重ねてきたその移り変わりの歴史・・・
日本国有鉄道旅客局が増収策の一環として企画し、1982年3月1日に「青春18のびのびきっぷ」として発売を開始。1983年春季発売分から現名称に改称した。
主に学生などの春季・夏季・冬季休暇期間を利用期間として発売され、新幹線を含む特急・急行列車を除く旅客鉄道会社全線の列車に乗車することができる。
発行額は第1回発売時のみ8,000円で、のち10,000円に変更。1986年冬季に11,000円に値上げされた。
のち消費税の導入で1989年春季に11,300円に値上げされ、その後、税率引き上げに伴い、1997年夏季以降は11,500円で発売されている。
主として学生向けの商品として企画されたが、利用者の年齢制限はなく、小児料金の設定もない。
現在は旅客鉄道各社とも1枚の券面に5カ所ある乗車船日記入欄に改札印を押印して使用開始を示す方式を採用しており、自動改札機は利用できない。
このため自動改札機設置駅であっても、必ず有人改札を通るか管理駅と連絡をとって確認してもらう必要がある。
JRホテルグループの予約センターに宿泊を申し込み、当日現地で青春18きっぷを提示すると宿泊料金の割引等が受けられるなどの特典が一部に設けられている。
「青春18きっぷ」の名称の由来については、「いっぱい(18)乗って欲しい」という願いを込めて付けられた」などさまざまな説が存在するが、いずれも真偽は定かではない。
当時旅客局長だった須田寛は後年、青少年・学生をイメージした「青春」と、その象徴的な年齢で「末広がりの8」にも通じる「18」を組み合わせたと説明している。
また第1回発売開始直前の1982年2月25日には、当時現職の富山車掌区車掌だったシンガー・ソングライター・伊藤敏博が『青春18』という曲を発表し、ヒットした。
以上、ウィキベディア 参照
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