まず「生涯未婚率」とはどういった数字なのであろうか。
国勢調査では50〜54歳該当者の未婚割合を算出している。
これには一度でも結婚の経験がある人は含まれない。
50〜54歳になるまでに一度も結婚をしていない人を「この先も結婚しないであろう」という前提で「生涯未婚者」として扱っている。
それによると、生涯未婚率は男性は17.2%、女性は7.8%であった。
ということは男性の約5人に1人、女性の約13人に1人が一度も結婚しないまま、50代を迎えたことになる。
これは驚くべき数字ではないか。いったいいつの間に、またどうしてこれほど未婚者が増えてしまったのだろうか。
特に男性の17.2%と数字はいうのはいったいどういうことであろうか。
はたして、これを異常と言わずに済ませられるだろうか。
いや決して済まされることではない。
いま私たちはこの数字を大きさをしっかり自覚して、ここに至った原因を探り、その上で問題改善にむけ正面から取りくまなければばいけない。
そうしなければこの問題は今後も負のスパイラルとしていろいろな方面へ悪影響を及ぼすこと必至である。
つまり、少子化、人口減少化、独居老人増加、社会の活力の減退化などなど。
まさにこれは今の日本社会が抱える最大のネックであり、また大きな脅威なのである。
極端なことを言えば、これを解決しなければ間違いなく国は衰退の方向へ向かい、繁栄など望むべきもないのである。
なぜならばこの国の国民が、人としての進むべき方向性を間違えているのだから、国家としても正しい方向へ進むとは思えないからである。
今日本社会が抱えた問題は実に多い。
だが最も先に解決しなければならないのはこの問題である。
決してこれ以上未婚者を増やしてはならない。一時も早く歯止めをかけて、改善に向けて進まなければ日本の明日はない。
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