なんとかホールディングスという会社名が大流行である。もう猫も杓子もという感じである。
持ち株会社という性格がら、本来は大会社にこそ馴染む名称だと思えるのだが、最近では社員数の少ない中小企業でさえつけ始めている。
つい最近、ツアーバスの大事故に関係した「ハーヴェストホールディングス」という会社もその例だ。
先日の新聞に「JFEホールディングス」という持ち株会社の赤字についての記事が出ていた。
しかしこの記事、見出しだけではいったいどこの会社が赤字だというのかよく分からない。
つまりホールディングが持ち株会社だとはわかっても、JFEというのが何か分からないのである。
早とちりでもすると、どこかの外資系会社とでも勘違いするかもしれない社名である。
で、本文を読んでやっとこれが川崎製鉄とNKKの持ち株会社だとわかるのだが、でもまだなぜそれがJFEという略語になるのかか分からない。
というふうに、とにかくホールディングスと名の付く会社には分かりにくいことが多い。
近頃やたらに目にするこの社名だが、いったい、なぜどこもかしこもこの名前をつけるのであろうか。
一昔前の「コーポレーション」のように、単なる一時の流行であるだけなのだろうか。とにかく気になる現象ではある。
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ホールディングスとは
持ち株会社の意味です。複数の株式会社をまとめて組織化するときに、そうしたりします。
例えば、A社がB社を買収したとします。A社はB社の親会社、B社はA社の子会社となります。そうしますと、B社の権限はA社が持つことになります。場合によりましては、この組織形態では、
情報が行き来するスピード、判断、承認に、時間がかかったり、誤ったりすることがあります。
そこで、より組織全体を機動的にすることを目的として、Cホールディングス社を作ります。
Cホールディングス社は、A社とB社の株を保有させ、Cホールディングス社をA社とB社の親会社とします。
Cホールディングス社は基本的に権限をA社、B社それぞれに委譲させることにより、個々の会社をよりスピーディに動かすだけでなく、連携が必要な部分のみ介入して、A社、B社、Cホールディングス社全体での収益性を高めたりする働きをします。
説明が長くなってしまいましたが、主には、これまで親子関係にあったものを、並列にしつつ、統合的に管理をしていく組織が、ホールディングスと呼ばれる会社です。
インターネット「ホールディングス」とは、より
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