かつては世界に名を馳せたわが国を代表するこれら二つの企業が今のように業績が落ち込むとはいったい誰が予想しただろうか。
先ごろ発表された巨大赤字額といえ、今回の大量人員削減数といえ、まるで目を覆いたくなるような惨状だが、いったい両社に何が起こってしまったのだろうか。
その多くの原因は新興国、特にサムスンを筆頭とする韓国IT企業の台頭にある。
はたして今後日本は再び王座を奪い返すことができるのだろうか。
だが先日アップルの関係者がテレビのインタビューで話してた。
「パナソニック・ソニーをはじめ、今の日本のIT企業には魅力的な商品がまったくない」と、
これを聞く限り、これから先も両社の道は険しい。
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パナソニック、本社人員半減 次期社長が実施へ
3000〜4000人、配転や希望退職
パナソニックは2012年度中をメドに、本社の従業員約7000人を半減する方向で調整に入った。配置転換や希望退職を募り、3000〜4000人を削減する。
テレビ、半導体事業や三洋電機のリストラに続き、手つかずだった本社のスリム化にも踏み切り、意思決定を速める。一連の事業構造改革に区切りをつけ、成長分野の環境へ経営の軸足を移す。
パナソニックが本社の人員を大幅に削減するのは初めて。
2012/5/29
日本経済新聞
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ソニー、1万人削減 国内外で年内にも
ソニーは年内にも従業員約1万人を削減する。
グループ全体の約6%に相当する。化学事業や中小型液晶事業の再編などに伴う5000人程度の人員減に加え、国内外で約5000人を削減する見込みだ。
同社は主力のテレビ事業の不振で2012年3月期まで4期連続の最終赤字が続いている。
人員削減で経営効率化を進めるとともに、携帯端末など成長事業へのシフトを急ぐ。業績不振にあえぐ電機大手が経営再建に向けた動きを加速して…
2012/4/9
日本経済新聞
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