2013年1月16日水曜日

週刊現代が大々的に報じる ・ 尖閣問題での日中戦争勃発の可能性



今秋発売の週刊現代1月26日号の内容は非常に充実している。


その中で最もセンセーショナルな記事が日中関係の大危機を取り上げた下の記事である。


取材がよく行き届いていて、まさに迫りくる日中関係の大危機に迫真の内容で迫っており、読むと恐ろしくさえなってくる。ではその内容とは?

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日本は平和ボケしている場合ではない。今年、中国は本気で尖閣諸島を奪いに来ようとしている。アメリカ大統領が首脳会談も開いてくれないのであれば、日本の領土は日本人自身の手で守るしかない。

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尖閣は奪われる

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 正月明けの1月3日、北京西郊の大型スタジオで、中国で大人気の香港フェニックスTVの討論番組『一虎一席談』の収録が行われた。そして2日後の5日土曜日夜のゴールデンタイムに放映された。いわば中国版の「朝生」である。

 テーマはずばり、「2013年 中国と日本はどうしても開戦せねばならないのか」。中国を代表する日本専門家、軍事専門家5人が顔を揃えた。羅援・中国戦略文化促進会常務副会長(人民解放軍少将)、胡思遠・中国国防大学教授、唐淳風・商務部研究員、沈丁立・上海復旦大学国際問題研究所教授、張煥利・新華社世界問題研究センター研究員である。

 5人は、次のような過激な発言を行ったのだった。

羅 いったん日本との戦争になれば、わが人民解放軍は一気呵成に勝ちに行く。日本よ、何するものぞだ。

胡 カール・マルクスも「戦争は政治の延長である」と述べているではないか。中日は「一衣帯水イーイーダイシュイの関係」などというのは過去の話で、いまや「一衣帯血イーイーダイシュエ」の関係だ!

唐 戦争をけしかけているのは安倍の方で、安倍の言い分は、戦争が嫌なら中国が妥協しろというわけだ。われわれの選択は、安倍の妄言につきあわずに、ひたすら軍備増強あるのみだ。



沈 '01年に中米の軍用機が中国の領空で接触し、中米危機が起こったが、あの時はアメリカ側が中国に全面謝罪して事なきを得た。今回の日本はわれわれに謝罪する意思がないので、あの時のアメリカよりもタチが悪い。


張 私は安倍本人はもとより、安倍の父親(晋太郎元外相)、祖父(岸信介元首相)にもインタビューしたことがあるが、3代揃ってゴリゴリの右翼政治家だ。

 激論には、数百人の北京市民も観客として駆けつけ、意見を述べた。

「すでに日本鬼子リーベングイズ(日本人の蔑称)はわが島を占領したのだ。どのみち日本と戦争するなら、解放軍はさっさと開戦すべきだ」

「その通りだ。わが国で日本企業に儲けさせてやっているのに、日本は恩を仇で返す奴らだ。戦争だ! 開戦だ!」

 その後、議論は対日戦争の具体的展開に及んだ。

羅 空軍同士の対決は、海軍の対決と違ってこちらにも少なからぬ犠牲が出るので注意が必要だ。

沈 最低でも島の領土の半分は取らねばならない。

唐 半分ではなく全部だ。自分の子供を半分敵にやれと言われて、やる親がどこにいるか!

張 日本の衆議院480議席中、共産党が8席、社民党が2席で、合わせて10席しか平和主義者はいない。7月の参院選が終われば、日本はすぐに平和憲法にオサラバだ。

胡 その通りだ。日本は昨年「9・11事件」(尖閣諸島の国有化)を起こして以降、軍備拡張に拍車をかけているので、われわれも時間がない。

羅 わが国は'79年に対ベトナム戦争に勝利して高度経済成長を始めた。いまこそ'79年の再現だ!

週刊現代 1月26日号

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