2013年1月2日水曜日

グローバル化する求人市場 ・ いまや仕事さがしは世界的な視野で臨む時代



海外の求人を紹介するWorld Post



こんなにある日本人の海外での求人

つい先日もこのブログで、タイのバンコクや中国の大連に日本のコールセンターが進出して、日本国内で多くのオペレーターを採用して現地に送り込んでいる、という話を書いた。   


 いま日本企業は製造業だけでなく、サービス業を始め多様な業種が海外に拠点を設けている。    


これまで圧倒的に多かった製造業では一部の管理職を除いて現場従業員は現地の人を採用するのが普通であった。    


だが製造業以外のサービス業などでは現地では逆に日本人を雇っている。それは職種的に日本語の分からない現地人では職務が務まらないからなのである。    


それがどういった職種であるかといえば、例えば日本語教師や現地の学習塾講師、それに現地の日本人学校の教師、あるいは日本人客担当のホテルマンや旅行ガイドなどである。   


 これらの職種はすべて日本語ができなければ勤まらない仕事ばかりなのである。    


また言葉の問題はさておき、日本料理の板前や寿司職人などもいま海外で求人の多い職種である。    


海外ではいま日本料理の人気が非常に高まっており、日本料理店の数は増える一方で、この分野での求人は数え切れないほど多くあるのだ。    


まさに引く手あまたと言ってもいいような状態なのである。こういった求人が載っているのは海外の仕事専門の仕事情報誌やインターネットの求人サイトである。    


またハローワークのインターネット求人欄で勤務先を海外にして検索すると海外の求人一覧が出てくる。時期によって多少の変動はあるが、たいてい200件前後は載っているようである。    


またインターネットには海外の求人専門のサイトもある。その代表的なものがWorld Postというページであり、このサイトには世界中の求人が常時かなりの件数で掲載されている。    


このサイトでも職種的に多い求人は日本食調理人、学習塾講師、日本語教師、ガイドなどで他の海外求人欄と職種的には似通っているが、量的には他を圧しており、驚くほど多くの求人が紹介されており、見ているだけでも胸が躍ってくる。  


  いま日本では若者の就職難が一段と進んでおり、失業者は増える一方である。でも何も職探しは国内だけに限らず、目を広く海外に向けて世界的な視野で探してみてはどうだろうか。    


格安航空会社の登場により、海外へ行くのもずいぶん敷居は低くなっている。それに海外と言えども、今回紹介した職種のように、必ずしも外国語が必要な職種ばかりではない。   


 とくに日本食の調理人は今後も需要が増えるのは確実である。今から技術を学んで、この道を目指しても決して遅くはない。    


若者よ! これからの仕事さがしは国内だけでなく、世界を相手に始めようではないか。

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