資源の乏しい日本がこれまで生き残れたのは世界がmade in Japan の製品を買ってくれたおかげです。
ところが今は事情が一変して、このところ日本の輸出額は大きく減少してきています。
つまりmade in Japan の商品が精彩を失ってしまったのです。いったいこれは何故なのでしょう。
つまりmade in Japan の商品が精彩を失ってしまったのです。いったいこれは何故なのでしょう。
例えばスマートフォンに見るように、21世紀最大の文明の利器と言っていい商品でも、今や日本の出る幕はまったく無くなっており、長い間わが国の後塵を拝してきたお隣の韓国に完全に市場を奪われてしまっているのです。
こんなことが起ることを一昔前の日本人のいったい誰が予想できたでしょうか。
また爆発的ブームを起こしたスマートフォンのきっかけになったアップル社のiphoneのほとんどが、今では台湾で生産されていることをご存知でしょうか。
IT分野で日本のお株を奪って躍進しているのは何も韓国のサムスンだけではないのです。
例えば経営不振のシャープの身売り話に見るように、人口が日本よりはるかに少ない台湾の企業でさえ、いまや日本の家電メーカーを買収するぐらいの力はじゅうぶんついてきているのです。
日本のメディアはえてして自国のマイナス面の話題については伝えない傾向があるせいか、わが国の国民は他国の事情を知らなすぎるのではないでしょうか。
例えばプロ野球の大リーグがいい例です。イチローやダルビッシュのことはよく伝えている日本のメディアですが、韓国の大リーガーについてはほとんど触れていません。
でも実際には韓国出身の大リーガーには日本出身の選手に劣らないほど実績を残している選手は多くいるのです。
日本人は今、自分の足もとをもう一度よく見つめ直す時期なのではないでしょうか。
参考までに、今や貿易大国の座を失ったしまった我が国の最近の輸出実績のデータを載せておくことにします。
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工業製品の輸出 上位国
順位 国名 2011年
1 China 751,154
2 Germany 316,820
3 United States 244,001
4 Italy 180,063
5 Japan 159,946
鉄鋼製品の輸出 上位国
順位 国名 2011年
1 China 55,462
2 Japan 46,594
3 Germany 39,417
4 Korea Rep. 31,793
5 Italy 25,063
化学製品の輸出 上位国
順位 国名 2011年
1 Germany 213,341
2 United States 207,030
3 Belgium 135,468
4 Netherlands 116,450
5 China 114,723
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