アップル社の「ipad」が発売されて以来、日本では各社が電子書籍端末の新商品開発にしのぎを削っている。
その中でも注目に値するのは最近「ダイヤモンド社」が開発したDReaderというiphone向け電子書籍だが、それには画期的な動く図表などの機能などもついていて大変好評を博しているようである。
さてひとくちに電子書籍端末と言っても専用リーダーをはじめ、パソコン向け、iphone向けとその種類は実に多様でありまさに百花繚乱の観を呈している。
ではそうした多種多様な端末だが、それらの機能を総合的に眺めてみて従来の紙の本に比べてどういった利点があるのであろうか。
本日のブログではそれについてジックリ探っていきたい
紙の本に比べた電子書籍の利点
・ 字の大きさ、行間隔などが調節できる
高齢化社会を反映してか、最近は普通の活字より2倍ぐらい大きい大活字本と称する本も出回 っているようだが、ほとんどの電子書籍にも文字の拡大機能がついており簡単に文字サイズを変更でき、お好みの大きさで読むことができる。。
・ マーカー機能がついている
先ほども取り上げたダイヤモンド社の「Dreader」にはマーカー機能がついており、重要箇所に色付けができるようになっている
・ 辞書機能がついている
今のところこの機能がついている機種それほど多くはない(最後の「注」参照)が、わからない語句の意味などが端末内で簡単に検索できる
・動く図表などの機能もついていて臨場感が味わえる
これも「Dreade」だが、経済書などには図表が多く載っているのだが、それを動かすことができ臨場感を味わえる画期的な機能がついているのである。
これは非常にインパクトがあり、読み続けても厭きないに違いない。
・ 本屋や図書館がないところでもすぐ読める
いつでも本屋や図書館と一緒にいるようなもので心強いことこの上ない
以上主だった電子書籍の利点を挙げたが、この他にも紙の本にはないいろいろな利点ががるが、それについては実際に手にとってお試しのほどを・・・。
さてこの分野でも日本より一歩先んじているアメリカでは2009年現在で電子書籍のシェアは8%まで達しており、近い将来20%ぐらいまで増えていくと予想されている。
一方日本ではまだそこまではいっていないが、上記のような電子書籍の利点を正しく知ることにより今後大きく伸びていくことは間違いないであろう。
(注)辞書機能について
米Amazon.comが無料で提供するiPhone、iPad向けの電子書籍リーダーアプリ「Kindle for
iOS」に辞書機能が搭載された。またハード機器のKindleのほうはソーシャルメディアとの連携機能が搭載されたし、Appleが提供する電子書籍リーダーアプリiBooksにも辞書機能が搭載されている。米IT大手間の電子書籍リーダー開発競争のおかげで機能拡充がハイピッチで続けられているわけで、もはや紙の本は不要とまで思えてきた。
参考文献 「ソーシャル社会が日本を変える」 アスキー総合研究所
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