春の訪れとともに今年も待望のプロ野球が開幕した。
昨年は統一球の飛ばない打球に悩まされ続けた選手であったが、一年経ってそろそろそれにも慣れてきたのではなかろうか。
今年の楽しみはなんと言ってもセリーグでも始まった先発投手の事前公表である。
これがあるとファンも安心して試合観戦に臨めるのではないだろうか。
こんなふうに期待を込めて始まった今年のプロ野球であるのだが、開幕早々どうも気になることがあったので、それについて早めに一言だけ苦言を呈しておきたい。
(その1) ガムの問題
巨人・阪神戦を見ていたら両チームに各一人づつガムをかんでいる選手がいた。
巨人の方は開幕早々から打撃がさえないベテランのO選手。前打席でも三振とさえなかったのに、次の打席に入ってもバッターボックス内でクチャクチャとガムを噛んでいる。
その姿からは前の打席を反省しているような様子は見えず、緊張感も感じられない。口をモグモグ動かしながら、この打席もあえなく三振。
Oさん、ファンはよく見ていますよ。そろそろ試合中にガムを噛むのは止めたらどうですか。
一方阪神だが、こちらの方は選手でなくてベンチに陣取ったコーチのAさん。
選手を指導する側の人がベンチ内でガムをクチャクチャやっており、開幕したばかりだと言うのに緊張感がまったく感じられずどう見ても締まらない光景であった。
Aさん、みんな見ていますし、それでは選手に対して良い指導はできませんよ。
(その2) ツバの問題
グラウンドにつばを吐くのはなにもプロ野球選手ばかりでなくサッカーなどの屋外スポーツでもまま目にすることがある。
テレビ中継などでこの光景を目にするとガムを噛むこと以上に違和感を感じる。というかむしろ腹立たしい気さえする。
いったい「グランウンドにツバを履く」などという行為を平然とやる選手は何を考えているのだろうか。
野球にしろ、サッカーにしろグラウンドとは彼らにとっては神聖な職場なのではないだろうか。
そこで仕事としてのプレーをやり、それなりの給料を得ているのである。
まさにグラウンドあってのプレーなのである。そうした神聖で貴重とも言えるような場所にどうしてツバなど吐けるのであろうか。
まったくその神経を疑ってしまう。
プロスポーツ選手は子供たちの憧れの的でもある。
それゆえグラウンドにペッとつばを吐くような行為を子供たちが見たら、はたしてどう思うだろうか。
教育上はなはだ良くないことであるのは間違いない。
そんなことを平気でするようだと、人間性も疑われるだろうし、だいいち見苦しい。
百年の恋も一度に覚めてしまうほどの見苦しさである。
選手の皆様、くれぐれもご自覚を・・・。
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