わたしたちは数を数えるとき、紙に正の字を書いていくという方法をよく使います。
つまり 正の字のパーツの線を順番に書いていくのです。
いつも何気なしにやっているのですが、考えてみるとこれは単純ですがなかなかよくできており、かつ便利な方法だと思います。
ではこういった方法は外国にもあるのでしょうか。
ズバリ、あります。
若い頃アメリカのホテルで働いていたとき、職場に「フレディ」というアメリカ人の先輩がいましたが、彼は当日の宿泊予約客数を数えるとき、いつもこんな方法でやっていました。
それは正印によく似ていて、やはり五つ単位で数えるのですが、正の字とはちょっと違っています。
パーツの線を順番に描いていくのは同じですが、こちらは縦の線が4本で、横の線が一本です。
やり方はこうです。
|のような縦線を順番に並べて四本書きます、つまり |||| のようにです。
そして最後に横線を一本引きます。出来上がりは「卌」 のようになります。
これで正の字と同じ五つを表すのです。これもまたなかなかいいアイデアですね。
こうした日米の二つ方法ですが、わたし個人としては日本の正の字のほうがいいと思います。
なぜかと言うと、卌だと、よく見慣れた漢字(当用漢字以外にはある)でないために線の数を間違えて書いたり、またそれを数え直したりすることがあって、より手間がかかるのではないかと思えるからです。
正と卌、あなたはどちらがいいと思いますか?
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