2012年4月28日土曜日

ご存知ですか? 米国流数のかぞえ方 ・ 日本の”正じるし”のような方法はあるのだろうか


 わたしたちは数を数えるとき、紙に正の字を書いていくという方法をよく使います。

 つまり 正の字のパーツの線を順番に書いていくのです。

 いつも何気なしにやっているのですが、考えてみるとこれは単純ですがなかなかよくできており、かつ便利な方法だと思います。

 ではこういった方法は外国にもあるのでしょうか。
ズバリ、あります。

 若い頃アメリカのホテルで働いていたとき、職場に「フレディ」というアメリカ人の先輩がいましたが、彼は当日の宿泊予約客数を数えるとき、いつもこんな方法でやっていました。

 それは正印によく似ていて、やはり五つ単位で数えるのですが、正の字とはちょっと違っています。

 パーツの線を順番に描いていくのは同じですが、こちらは縦の線が4本で、横の線が一本です。

 やり方はこうです。

 |のような縦線を順番に並べて四本書きます、つまり |||| のようにです。

 そして最後に横線を一本引きます。出来上がりは「卌」 のようになります。

 これで正の字と同じ五つを表すのです。これもまたなかなかいいアイデアですね。

 こうした日米の二つ方法ですが、わたし個人としては日本の正の字のほうがいいと思います。

 なぜかと言うと、卌だと、よく見慣れた漢字(当用漢字以外にはある)でないために線の数を間違えて書いたり、またそれを数え直したりすることがあって、より手間がかかるのではないかと思えるからです。

 正と卌、あなたはどちらがいいと思いますか?

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