サッカー人気の影響で、このところ野球少年の人口が減少しているという話をよく聞く。
はたして本当だろうか。
もちろん少子化で、子供の数そのものが少なくなっているから、野球をやる子が減っているというよりは、全体的に参加人数が減少しているのではないかとも思えるのだが。
少年野球と少年サッカーだけでデータをとるのは難しいので、高校野球の出場校数と、高校サッカーの出場校数をくらべてみることにしよう。
どちらも2010年のデータで、『第92回全国高校野球選手権大会』では、参加チームは49校。全国からの参加は、約4,000校以上に上るようである。
また、『第89回全国高校サッカー選手権大会』の参加チームは48校、こちらも参加は4,000校程度と、少年野球と変わりはなかった。
『第1回全国高校野球選手権大会』が開催されたのは1915年。『第1回全国高校サッカー選手権大会』のほうは1918年と、ふたつともほぼ同時期に始められている。
少子化であっても、野球とサッカーとで人気を二分しているようである。
なお、子どもだけでなく、成人も含めた最近のスポーツ団体、種目別のベスト5は下のようになっている。
平成22年度 スポーツ競技別団体数
・軟式野球 7313団体(20.3%)
・サッカー 4567団体(12.7%)
・バレーボール 3807団体(10.6%)
・バスケットボール 3147団体( 8,7%)
・剣道 3029団体( 8.4%)
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