2012年8月5日日曜日

酒場のカウンター席で本を読む姿もいいものだ



一人で行くときの居酒屋のカウンターで、私はよく夕刊紙を読んでいる。行く前に近くの売店で買って持参するのである。


夕刊紙というのは例えそれが5大紙(朝、読、毎、産経,日経)の内の一紙であっても、朝刊紙と違って、くだけた話題も多く、けっこう酒場で読むには適している。


それに朝刊紙よりかなりページ数も少ないので扱いやすく読むのにも手頃である。


この習慣、自分としてはとても気にいっているのだが、どの居酒屋に行っても同じように新聞を読んでいる姿をあまり見ないのは不思議だ。


ところが新聞でなく本を読んでいる人はこのところ時々見かける。


若いころだと、そんな光景を目にしたときには「なにも酒を飲みに来てまで本など読まなくてもいいのに」と、多少皮肉っぽく思ったものだ。


だが、最近そんな光景に出会うと「これもまたいいものだ」というふうに思えて、以前と違ってずいぶん肯定的になっているいるのである。

どうしてだろう、とその理由について考えてみるのだが、どうもよくわからない。


推測だが、その理由についてひとつだけ言えるとすれば、居酒屋もかつてのようにドンちゃん騒ぎをする人が少なくなってきており、この頃ではカウンターで静かに飲むひとり客も多くなっている。

そんな雰囲気が読書にマッチするのではないのだろうか?

  つい最近も大阪駅地下街の居酒屋で隣の人が文庫本を読んでいた。

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