2012年11月2日金曜日

これはただ事ではない! ・ パナソニックとシャープが相次いで2期連続の巨額赤字予想


2社併せた "1日の赤字額 " なんと30億円!

しかしこのところ発表されるわが国の弱電IT関連企業の業績予想に関する数字は目を覆いたいような惨憺たるものばかりだ。


10月31日と11月1日に相次いで発表されたパナソニックとシャープの来年3月期の損益予想が2社とも大幅下方修正の巨額赤字になるということが判明したのである。


その赤字額たるや2社あわせると1兆1千億を超えるという実に大きな数字になっている。

これだと1日の赤字額は2社で30億円にもなるのである。


まさに信じ難いほどの巨額赤字垂れ流しであり、何のための企業活動か?と問いたくもなってくる。


それに、これだけの赤字をいったい今後どうやって吸収していくのだろうか。


ここまで落ち込んだこの2社に、はたして再生の道はあるのだろうか。実に心配である。


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パナソニック株価ストップ安 社長の「われわれは負け組」発言も響いた?
2012/11/ 1 20:04


パナソニックは、2013年3月期の連結最終損益(米国会計基準)の見通しを500億円の黒字から7650億円の赤字に下方修正する、と2012年10月31日に発表した。

2期連続で7000億円を超える巨額の最終赤字に陥る。

決算会見では津賀一宏社長が「われわれは負け組」と発言。スマートフォン(高機能携帯電話)の携帯電話事業や、薄型テレビなどのデジタルAV事業で、米アップルや、韓国のサムスン電子やLG電子などの海外メーカーに敗れた。

「負け組」発言のせいもあってか、パナソニックの株価は11月1日、年初来安値の414円を記録。前日から100円(19.46%)下げて、ストップ安となった。


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シャープ、上期赤字は3,875億円に
2012/11/2

シャープは、2012年度上期(2012年4月~9月)連結業績を発表した。

売上高が前年同期比16.0%減の1兆1,041億円、営業損失は前年同期の335億円の黒字から、マイナス1,688億円の赤字に転落。

経常損失は208億円の黒字からマイナス1,972億円の赤字。当期純損失はマイナス398億円の赤字から、マイナス3,875億円の赤字となった。

シャープの奥田隆司社長は、「売上高については、前回公表値を達成し、さらに全部門でおおむね前回予想に沿った実績。

営業利益、経常利益、当期純利益は、下方修正となったが、事業構造改革の追加計上を除いた実質ベースでは、ほぼ計画通り。第2四半期の売上高は2011年度前半の水準に回復している」などとした。



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