シャープを6段階引き下げ=資金繰り懸念、異例の幅―格付け大手
格付け大手フィッチ・レーティングスは2日、シャープの格付けをこれまでより6段階引き下げ、投機的水準の 「シングルBマイナス」としたと発表した。
シャープの資金繰りなどに対する懸念を理由に、異例の大幅格下げに踏み切った。
引き下げの結果、21段階の格付けの中で上から16番目となった。
フィッチは、シャープが来年夏以降も金融機関の支援を得られるか不透明と指摘。
また、競争激化や円高により、主要事業の目覚ましい回復は難しいとの見方を示した。
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シャープ6段階、パナソニック2段階引き下げ
欧州系格付け会社のフィッチ・レーティングスは二日、シャープの長期信用格付けを「トリプルBマイナス」から一気に六段階引き下げた。
また米格付け会社スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)は同日、パナソニックの長期会社格付けを「シングルAマイナス」から二段階引き下げ、「トリプルB」にしたと発表。
2013年3月期決算が巨額赤字の見通しとなった二社が、相次いで厳しい評価を突きつけられた。
投資適格水準は維持したが、営業利益率の改善が遅れるなどした場合には、一段の格下げもあるとした。
東京新聞-2012年11月2日
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