2012年2月6日月曜日

すぐ お返し をする日本人  ・ 友達になるのがいやなのだろうか?


上のタイトルは、日本人と接した一般的な中国人がよく感じる疑問である。


「ありがとう」は中国語でシェーシェーと言うが、日本人が何かにつけて「シェーシェー」と口に出すことを中国人はあまり好まない。


何かよそよそしい感じがして、聞いていて気分がよくないというのだ。


そうした中国人の心情を理解せずに、日本流のやり方を押しつけている例は他にもある。


それは日本人が日常的に行っている「おかえし」である。


中国人はこれに対しても少なからずの抵抗感を抱く。


以下はある日本人の体験談である。

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お返しについて中国人はこう考える

中国人と接していく中で、私が今までで難しいなと感じたのがお返しについての受け止め方の違いである。

これを初めて知ったときは、ちょっとショックだった。

なにが、違うかというと、たとえば、日本人が何かを人にもらったとする。

例えば、写真とか、お菓子とか、めずらしいものだが。

もらったら、なんか、感謝の気持ちっていうか、お返しを自然にすると思いませんか?

このあいだはありがとう、これどうぞ、ってな具合にお菓子やハンカチやちょっとした物を。

で、このときのお返しには、これは私からの感謝の気持ちですよ、という意味があると思う。

でも、日本のことを良く知らない中国人にとって、これをされると傷つくのだそうだ。

なぜかと言うと、「あなたの行為はいりません。これでチャラよ」と言われたような気分になるらしい。

私の中国人の友達もそうだったと言う。

何かをあげたら、すぐお返しが来る。なんか、悲しい気分だったと。

ものをもらってこんな悲しくなるのはなぜなんだろう、と思うほど悲しかったこともあるらしい。

これほどの思いをしたということはほかにも原因があったかも知れないが・・・。

特に日本人の几帳面な人はお礼をすぐ返す傾向があるようだ。

時間のとらえ方も中国人と日本人ではおおきく違うようだ。

日本人は、せっかちと言うか、結果をすぐ出そうとするような気がする。

だからお返しもすぐする。

中国はなんせ、中国4千年の歴史があるのだ。

すぐにお返しじゃなくても、そのうち長い付き合いの中でって感じではなかろうか。

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