各地で除雪大ピンチ 膨らむ費用、人手も雪捨て場も不足
日本海側を中心に続く大雪で、各地の自治体が除雪に頭を悩ませている。
費用がかさみ当初の予算はとっくにオーバーし、次第に財政を圧迫してきている。
また人手不足で人員の確保も一苦労だ。
青森県内の積雪は各地で平年の2倍近くに達している。
1月末の除雪費は20億8千万円で平年の約1.7倍。青森市も1.7倍、むつ市も2.8倍だ。
次第に逼迫してきた除雪ひだが、国から県に入ることになり、その交付金の学派は9億3千万円。
担当者は「比較的青森に重点配分してくれた」と喜ぶ。
問題は費用だけではない。むつ市では雪捨て場が足りず、8カ所を新たに用意した。
青森市内には28カ所の雪捨て場があるが、8〜9割が満杯に近づいている。
9日までの累積降雪量が8.65メートルとなった長野県飯山市も雪捨て場不足に頭を痛める。
河川敷1.1ヘクタールでは足りず、2月に1.2ヘクタール分を拡張した。
北海道では岩見沢市で10日、観測史上最高の1.96メートルの積雪を記録。
この日は市内のバス路線9路線のうち8路線が運休した。
1月には排雪のダンプカーが不足し、陸上自衛隊に災害派遣を要請した。
担当者は「公共事業の減少の影響か、とにかくダンプが足りない。ダンプが戻らず除雪車が
止まることもままある」と頭を抱えている。
朝日新聞 2月12日 一部引用
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