目下人気急上昇中、NHKニュースの女子アナ小郷知子さん(NHKニュース土日19時)の出身大学は早稲田であるが、
それにしても上位をズラッと東京の大学ばかりが占めているのはどういうことだろうか,。
他のどんな職業で出身校の統計をとったとしても、ここまで極端な例はないのではあるまいか。
12位までがすべて東京であり、そのうち9校が私大である。
最も多いのは慶応大出身であり、次ぎに早大、上智大、立教大と続いている。東京の私大出身が多いのが特徴である。
ただし、NHKに限ってみると、1位は早大だが、2位には慶応大、上智大とともに東大が食い込み、その他、お茶の水女子大や東京外語大、京都大など国立大学の出身者もかなりいる。
関西の大学は13位に神戸女学院大がはじめて登場していることからも分かる通り、少数派となっている。
この点、もう一つの才媛の集まりといわれるキャビンアテンダントの出身大学に関西の大学が多いのと対照的である。
先輩アナウンサーとして、後進を指導する立場の吉川美代子TBSアナウンサーはこう言っている。
最近の女性アナウンサー志望者は「アナウンサーとして何をやりたいかのか、わからない。
ニュース、スポーツ、バラエティなど、テレビに出られればいい。そして「かわいい」と注目されたい。
そんな考え方だ。(中略)一つの番組の一つの言葉のために、本を読み、人に会い、映画やコンサートに行く。
かつては、アナウンサーとして、それは当然のことだった。
本番や収録以外の時間を自由に使い、知識を蓄え教養を深めて放送にのぞんだのである。
聞く者、見る者に文化を伝えていた。
(「大学ランキング2011 」週刊朝日進学MOOK)
社会実情データ図録 参照
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