次世代の国産戦闘機の開発プロジェクトで、試験機の組み立てが28日、三菱重工業の飛島工場(愛知県飛島村)で始まった。
事業費は約392億円。将来の国産戦闘機開発に向けた先端技術の実証が目的。
三菱重工が胴体の製造や全体の組み立て、IHIがエンジン、富士重工業が翼、川崎重工業が操縦席まわりの製造を担当する。
防衛省から受注したプロジェクトで、試験機で敵のレーダーに探知されにくいステルス性能など先進技術を研究する。
軽量化のため機体の約3割に炭素繊維強化プラスチック(CFRP)を採用している。
2014年の初飛行をめざす。
組み立てを始める式典で、三菱重工の小林孝航空宇宙事業本部長は「最終のゴールは純国産の戦闘機をつくること。きょうは険しい道のりの第一歩だ」とあいさつした。
朝日新聞・日本経済新聞 2012/3/28
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