空前の就職難で、早春を迎えたいまでも就職先の決まっていない若者は多いと思う。
だが決してあせりは禁物。
世の中にはあせって、浮き足立って職探しをしている若者を甘い餌で誘おうとしている怪しい会社は少なくない。
間違ってもそうした誘いに乗って、これからの貴重な職業人生に傷をつけてはならない。
以下はブラック企業と言われる会社の定義と、その見分け方である。
ブラック起業(会社)とは
ブラック企業またはブラック会社とは、広義には入社を勧められない企業を指す。
すなわち、労働法やその他の法令に抵触し、またはその可能性があるグレーゾーンな条件での労働を、意図的・恣意的に従業員に強いたり、関係諸法に抵触する可能性がある営業行為や
従業員の健康面を無視した極端な長時間労働(サービス残業)を従業員に強いたりする、もしくはパワーハラスメントという暴力的強制を常套手段としながら本来の業務とは無関係な部分で
非合理的負担を与える労働を従業員に強いる体質を持つ企業や法人(学校法人、社会福祉法人、官公庁や公営企業、医療機関なども含む)のことを指す。
(ウィキペディアより)
●求人広告に見るブラック起業に共通する11の特徴
・いつも求人広告を出していて、ハローワークや求人雑誌、求人サイトなどの常連になっている。
・年間の昇給回数、賞与回数がやたらと多い会社。例えば昇給が年2回で、賞与が年4回
・募集資格が学歴不問、未経験者OK、フリーター歓迎の会社
・試用期間が異常に長い会社(普通は3ヶ月以内)
・他人に勧められない、社名を言うのが恥ずかしくなるような会社
・仕事内容にノルマなし、誰にでもできる仕事、一から教えますなど必要以上に甘い言葉を
並べている会社
・募集広告で夢とか熱意とかやる気とか、やたらと精神論を並べている会社
・求人広告に社長と社員が和気あいあいと写っている集合写真を載せている会社
・求人広告の写真でいまどき社員がVサイン出してる会社
・社員紹介の写真になぜかやたらと美人の女性社員を使っている
・幹部以外の社員の平均年齢がやたらと若い会社
●ホームページや会社訪問から見抜くための11の留意点
・会社案内が豪華な割に内容が貧弱
・会社案内やホームページの自社ビル写真と実際とが違いすぎる会社
・会社のオフィシャルサイトが異常に稚拙、もしくは長期間放置されている
・役員が同姓が多い
・会社規模の割に自社ビルやオフィスが立派すぎる会社
・分不相応な大量求人をかけている会社
・会社がある同じビル内に怪しげな会社
・団体・法人やサラ金、結社などが入っている
・オフィスの外にまで社員の怒声やかけ声が聞こえてくる会社
・毎日深夜まで灯りのついている会社
・休日でも常に誰かしら出社している会社
●面接時に注意して観察したい13の項目
・面接で勤務条件や待遇を説明しようとせず、前職の給与も聞いてこない会社
・離職率・平均勤続年数
・社員数のデータをを出したがらない、またはウソを言う
・若い担当者が面接官をしてくる会社
・数分で面接が終わってしまったのに即決で内定を出す会社
・面接一回のみで即決しようとするなど、選考過程が少ない会社
・面接で体力面のことばかり聞いてくる会社
・社内カレンダーで祝日を無視している会社(メーカー
・製造業以外)・試用期間中は社会保険や健保が未加入だったり、有給休暇がない(違法です)
・入社1〜3年の間の賞与ゼロ、退職金ゼロの会社
・募集内容の記述と面接で提示された条件がまったく違う会社・受付の社員の態度が悪い会社
・清掃が行き届いていない会社
・職場での禁煙、分煙が徹底してない会社
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