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社長といってもピンからキリまで
社長と言ってもピンからキリまでいろいろある。いまは会社設立が容易になっており、設立時にはたとえ資本金ゼロであってもOKなのだ。
したがって不景気な昨今とはいえ、その数においてはむしろバブルの頃より増えている。
今わが国には全部で334万以上にも及ぶ会社があり、そのうち株式会社が139万4千社、有限会社が183万社、あとは合資会社や合名会社などとなっている。
いずれにしてもこれだけ多くの会社があれば、その数だけ社長もいるのである。
冒頭のピンからキリまでの話だが、その報酬の面でも様々で、日産のゴーン社長の年俸10億円のように、そんなな貰ってどうするの、と言うくらいの桁違いのものから、
赤字が続いて持ち出しばかりで、報酬ゼロと言う社長まで実に様々である。
そんな社長の実態ではあるが、いったいどの大学出身者が多いのだろうか。上のグラフは最新の上場、および全企業の社長の出身大学ランキングである。
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一部上場企業の社長出身大学の1位は慶應義塾大の173人、2位~3位は東京大111人、早稲田大103人となっている。この3大学までは100人以上であり、第4位の京都大学43人以下を大きく引き離している。
慶應義塾大が多いのは、もともと大企業の社員に慶應義塾大出身者が多い(図録3865)のに加え、二世、三世の卒業生を多くもっているためだと考えられる。
全企業については、1位が日本大の2万6千人であり、2位の慶應義塾大の2倍近くと圧倒的に多い。以下、早稲田大、明治大、中央大と続く。
日本大学は29年連続トップであるが、これは、そもそも卒業生の数が日本で最も多い(図録3865)のに加えて、多くの付属校を各地に持ちオーナー企業の後継者が多いためだと考えられている
(2012年8月24日収録) (大学ランキング2013)。
社会実情データ図録より
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