IDカード(裏) |
IDカード(表) |
そのときの仕事の資料とか、給料明細票や社会保証カード、あるいは社員規則、それに身分証明書など、ホテル側から渡されていた諸々の書類をそのまま日本へ持ち帰った。
もちろん身分証明書などは返却しなければいけないのだが、どういうわけか、他の物の中に紛れ込んでいた。
最も多かったのは仕事に関する職務文書だが、あちらでは会議というものがなく、連絡や通達事項はすべて文書で配布されたので、その量たるや大変なものであった。
それらのものは、いつか役立つかもしれない、と思ってずっと大切に保存していたのだが、いまだに役立ったためしがない。
確か給与明細書と職務規定については以前にこのブログでご紹介したことがあると思うので、今回はまだご紹介していない身分証明書をお見せすることにしよう。
幸い当時のスタットラーヒルトンホテルは経営者が代わって、今では「ホテルペンシルベニア」になっているので、ここでこれを公開しても何の問題もないだろう。
このIDカードだが、表の写真はともかく、裏に特徴がある。写りが悪くて少し見にくいとは思うが、身長、体重はまだしも、髪の色とか目の色というのまで記入されているのである。
さすが人種のるつぼ、ニューヨークの職場らしいところである。
今から30年以上も前というのに、NYにおけるIDカードはここまで進んでいたのだ。
ところでどうですか、皆さんが首からぶら下げているIDカードには髪の色とか目の色は書かれていますか?
〔注〕 height〔身長〕 weight〔体重〕 eyes〔目の色〕 hair〔髪の色〕
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