2012年10月31日水曜日

こんなにもある小京都と呼ばれる街 ・ 日本全国で実に47ヶ所も



(図をクリックすると大きくなります)


京都は人々に深く愛されている街である。それは街全体の佇まいがいかにも日本らしく、また四季折々にその姿を変える自然の美しさも大きな魅力になっている。


こうした点が多くの人々に愛され、また憧れの対象になるのである。


日本各地にはその京都にあやかり、少しでもこの街に近づこうと、その名前を小京都として、その類似性を訴えようとしている街が多くある。


全国にはこうした街が実に47箇所もあるのだが、その中でも代表的なところは以下の11ヶ所ではないだろうか。


小京都と称されている主な地域

・角館  「みちのくの小京都」 秋田県仙北市角館町

・加茂  「越後の小京都」 新潟県加茂市

・高山  「飛騨の小京都」 岐阜県高山市

・出石  「但馬の小京都」 兵庫県豊岡市出石町

・龍野  「播磨の小京都」 兵庫県たつの市龍野町

・津和野  「山陰の小京都」 島根県鹿足郡津和野町

竹原  「安芸の小京都」 広島県竹原市

・山口  「西の京」 山口県山口市

・大洲  「伊予の小京都」 愛媛県大洲市

・中村  「土佐の小京都」 高知県四万十市中村地区

・知覧  「薩摩の小京都」 鹿児島県南九州市知覧町


なお、全国京都会議では「小京都と京都ゆかりのまち」という加盟市町の紹介HPをつくっているので、それぞれのまちについてより詳しく知りたい人はアクセスされたい。


なお、全国京都会議については、金沢、高山、松本、盛岡など以前加盟していたが、小京都イメージではない方向性を打ち出すためなどの理由で、現在は退会しているまちもある。


社会実情データ図録より

2012年10月30日火曜日

スリも生涯現役なのか? ・ なんと80歳と72さんのスリ姉妹が捕まったとは


いまや多くの人が生涯現役を名乗って高齢にもかかわらずいろいろな分野で頑張っているようだが、

どうやらこうした傾向は犯罪者の世界にも波及しているようである。


それにしても80歳と72歳の現役スリ姉妹がいたとは驚きだ。


しかし相手がこうも高齢者だと、捕まえる側の警察もなんだか忍びない気持になるのではあるまいか。


以下は読売新聞の記事である。

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スリ歴50年…高齢「駒崎姉妹」デパ地下で逮捕

.大阪の繁華街、梅田の阪急百貨店の地下1階食料品売り場で買い物客の財布を盗んだとして、大阪府警は29日、京都府八幡市出身の駒崎恵美子(80)、妹の妙子(72)両容疑者を窃盗容疑で現行犯逮捕した、と発表した。


府警によると、2人はスリ歴50~60年で、大阪や京都の「デパ地下」を中心に出没する「駒崎姉妹」として捜査員の間で有名な存在。


高齢で動きが鈍くなった姉が見張り役を務め、妹が財布を抜き取っていたという。


発表では、2人は今月26日午後3時50分頃、大阪市北区の同店食料品売り場で、買い物中の女性客(63)の手提げかばんから約7000円入りの財布を抜き取り、盗んだ疑い。

警戒中の捜査員が見つけ、取り押さえた。恵美子容疑者は「店内を見ていただけ」と否認。妙子容疑者は「一人でやった。一緒にいたのは女友達で、無関係」と供述している。


建て替え中の同店は、25日からの一部先行開業で混雑しており、スリ犯専門の捜査員が警戒していた。


(2012年10月29日 読売新聞)

2012年10月29日月曜日

空室だらけのオフィスビル ・ その有効利用法は?


貸し会議室に貸し倉庫、はたまた有料喫煙所も


増加する一方のオフィスの空室を有効利用する動きが活発になっている。その1つが、貸会議室だ。


貸会議室は机と椅子を準備するだけで開業できる手軽さに加え、立地がよければ時間貸しにしたほうが

貸事務所として賃貸契約をするよりも収益がいいケースもあることから、オフィス街に貸会議室が目立ち始めている。


また、空室を収納スペースとして貸し出すケースも増えている。

矢野経済研究所が1月に発表した「収納ビジネス市場に関する調査結果(調査期間2011年10~12月)」によると2011年度の収納ビジネスの市場規模は前年度比4.0%増の455億5,000万円。


2012年度は473億9,000万円まで拡大すると予想されている。


都市部の空きオフィスだけでなく、郊外でも空き倉庫やマンションの1F・地階の空きテナントスペースがレンタル収納の拠点として活用されるなど、その数は増加傾向にあるという。


さらに最近では、不動産事業を手がける企業が、都内の空室の利用を兼ねて、1回の使用料50円の有料喫煙所「ippuku」をオープンさせ、話題になっている。 


従来は収益を生まなかった空室も、アイデア次第でビジネスチャンスになる。今後も空室を使った新たなビジネスが登場しそうだ。

2012年10月28日日曜日

見たら気持ち悪くなりますよ! ・ いまや ゴミ屋敷は全国いたるところにある




ゴミ屋敷は東京足立区だけではない ・ お宅の近くにもゴミ屋敷はきっとある


いったい日本という国はどうなっているのだろうか。


ゴミは収集日に指定場所へ出しさえすればちゃんと回収されるというのに、

それを怠って家の中や周り一帯に大量のゴミをため込むいわゆるゴミ屋敷と呼ばれる場所がいま日本のあちこちに出現している。


まるで考えられないようなこうした異様とも言える状況を打開するために東京の足立区がついに立ち上がった。


以下は足立区がこの度決定したゴミ屋敷撲滅のために決めた条例案についての報道である。


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東京都足立区がゴミ屋敷撲滅のための条例案を制定

自宅に大量のごみをため込む、いわゆる「ごみ屋敷」への対策として東京・足立区は、住人に代わって100万円を上限にごみの撤去費用を負担することなどを盛り込んだ全国でも珍しい条例案を24日の区議会で全会一致で可決した。


いわゆる「ごみ屋敷」は、現在、足立区内に20軒あり、火災の危険性や悪臭などで周辺住民から区に苦情が相次いでいる。


しかし、区が撤去を求めても撤去費用がなかったり、「これは財産だ」と主張されたりして問題の解決には時間がかかる。


このため足立区は、住人の理解を得てごみを撤去しやすいように、区独自の「ごみ屋敷対策条例案」を区議会に提出していて、24日、全会一致で可決した。


この条例では、ごみを撤去する費用がないと判断された住人に対し、区が住人に代わって100万円を上限に費用を負担することになる。


一方で、こうした支援にも応じず、撤去命令に従わない住人に対しては、区が個人名を公表したうえで強制撤去の措置を取ることになる。


また、今回の条例には含まれていませんが、足立区はごみ屋敷の住人には精神的なトラブルを抱えている人が多いとして、専門の医師を紹介する支援をことし4月から始めている。


支援策を盛り込んだごみ屋敷対策の条例は、東京では初めてで全国でも珍しく、来年1月に施行されることになっている。









2012年10月27日土曜日

朝日も落ちたもんだ!・ 日本中から総スカンを食らった史上最低の週刊朝日編集長


週刊朝日が橋下大阪市長を誹謗中傷したことに対する一般の意見


(意見・その1)

こんな程度の連中の記事が世の中を騒がしてるのか

朝日の関係者の質の低さしか見えん

不愉快極まりない



(意見・その2)

橋下さん大人げないと思ったが・・・

こんな日本に害を成すであろう輩には

徹底して正面から正論を通し

多くの日本国民の多くの意思として

この下らない連中を公の場から退場させて欲しい

日本の国の為 日本人の子孫のため!



(意見・その3)

こんなカスが編集長だなんて、週刊朝日はやっぱり最低です。話の-中で女性セブンに居た事や、写真週間紙に居た事を自慢げに話して-ますけど、週刊朝日も同じノリで編集長してるのがこの映像でよく-分かります。



(意見・その4)

朝日新聞社もこんなカス人間使ってる様じゃ、終わり-だな。橋下市長もあんなに怒らなくてもと思いましたが、こんなカ-スにあんなこと書かれる筋合い無いと思うのも、無理はないなと思-いました。



インターネット「橋下大阪市長を愚弄した人たち」より





2012年10月26日金曜日

ペーパーレス時代、あなたは電子印鑑を使っていますか?


ネットビジネスの落とし子 ・ 電子印鑑は普及したか?

日本のビジネス文化の中では、紙の文書に捺印することで、何らかの承認のしるしとすることが古くからの慣習であった。


こうした慣習はびジネスの電子化が進んでいる今もなお変わることなく根強く残っている。


だが紙に変わって電子文書に直接押印することができれば、書類の保管にかかるコストや作業効率も変わるのではないだろうか。


”Air印鑑”とも呼ばれるこの電子印鑑は従来から行われている紙への捺印を電子化したものなのであり、言い換えればこれは"パソコン上で使える印鑑"なのである。


この電子印鑑を使ってパソコン画面上の書類に捺印すると、書類を紙に印刷することなしに、従来と同じように承認のしるしを残すことができるのである。


これで従来からのビジネススタイルを変えることなく、電子化するだけで捺印の形式はそのまま残すのである。


シヤチハタの電子印鑑は、ただの画像ではなく、オーダーメイドで客の発注により1つ1つ作成している。


さらにシヤチハタオリジナルの書体を使用し重複しない独自のデータで作られているのである。


したがって客自身はもちろん、他人が真似をして複製するといったことができない世界に一つだけの印鑑なのである。


パソコン決裁で電子文書に捺印

2005年4月1日から「e-文書法」が施行された。これにより、これまで紙での保存が義務付けられてきた書類や帳票を、電子文書として保存することが認められたのである。


このことにより、年間に約3000億円にも及ぶ紙での保存にかかるコストを削減することが可能になった。


ビジネスの重要な部分で「紙の文化」から「電子文書の文化」に変えることで、業務フロー全体がデジタル化する方向へと大きく加速したのである。



2012年10月25日木曜日

アダルトサイト詐欺6億円 ・ エスカレートするそのあくどい手口



デスクトップに張り付いた代金請求案内
アテンション!男性諸氏

世の男性諸氏にお尋ねしますが、かつてネットでうっかりアダルトサイトを見てしまい

気がついたらデスクトップに代金請求の案内文書が張り付いてしまって消えなくなった経験はないでしょうか。


恥ずかしながらこの私もこうした経験は過去に2度もある。


1度目のときはこうした画面を消去する方法を知らず、人に聞くにも恥ずかしく、そのいやな請求案内が1ヵ月以上もデスクトップに張り付いたままであった。


そして気がついたらパソコンが壊れてしまい作動しなくなっていた。ウィルスにやられてしまったのである。


それに懲りて対処法を勉強して、2度目にこの攻撃にさらされたときは、消去方法を覚えていたので何とか危機を切り抜けた。


いま巷ではアダルトサイトの架空請求によるウイルス感染で、大きな被害が出ている。


その数たるや、実に110万人もの人ががウイルス感染し、そのうち1万人がお金を払ってしまっており、その被害総額は6億円にも達するといわれるから驚きだ。


あなたも気をつけてくださいよ!


下の記事はこうしたアダルトサイト詐欺について書かれた読売新聞の記事である。

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<アダルト動画サイトで1万人がだまされ、6億円の被害>


あなたは経験ありませんか? ・ 強制的に表示されるアダルトサイトの高額請求画面が張り付いてとれなくなってしまったことは。


こうした手口によるアダルトサイトでの架空請求・ワンクリック詐欺で、大きな被害を与えた容疑者が逮捕さている。


京都、埼玉、和歌山3府県警が、1月18日に東京都世田谷区太子堂、ネット広告会社社長・堀本真也容疑者ら6人をウイルスを使ったとして逮捕。さらに別の被害者に対する容疑で、2月8日にこのグループのメンバーを再逮捕した。


京都府警によると、このグループが使っていたパソコンを解析した結果、ウイルス(不正なプログラム)によって、110万人が料金請求の画面を消せない状態にされていたとのこと。


このうち約1万人が指示通りに振り込んでしまい、被害額は6億円にも達すると見られている。


110万人もがウイルスに感染し、高額な料金請求画面を強制的に表示されていた上に、1万人もがお金を振り込むとは驚きだ。前代未聞の数字であり、推定とはいえ、被害が6億円とは唖然(あぜん)とするばかり。


このグループだけで6億円も荒稼ぎをしていたわけで、アダルトサイト詐欺全体の被害はもっと大きいのかもしれない。


読売新聞より

2012年10月24日水曜日

原ジャイアンツ Vs 栗山ファイターズ ・ 監督対決でも魅力がある今年の日本シリーズ


 対照的なクライマックスシリーズを戦ってきた両監督

今年の日本シリーズは近年にない魅力的な組み合わせになった。  


セリーグのクライマックスシリーズを苦労の末勝ち取ったジャンアンツ原監督と、一方はソフトバンクに圧勝して出てきた日ハム栗山監督の組み合わせだ。


 片方は歴戦の名監督、そしてもう一方は今年が1年目のまったくの新人監督であり、なんとも好対照な組み合わせである。  

この二人の組み合わせについてNHKニュース9の大越アナウンサーが「爽やか監督対決」と言っていた。    


だが原監督を爽やかというのはどうだろう? 監督としての初めの頃だとまだしも、いまやベテランの域にも達しているこの人を爽やかと呼ぶのには少し違和感がある。    


一方栗山監督だがイメージとしては確かに爽やかな感じはある。だがこの人にしても何も爽やかさが売り物ではない。    


ご存知のように開幕から長い間スランプにあった中田選手を、我慢してずっと4番バッターから外さずに使い続けた。    


その結果終わってみるとホームランを24本も放っていてランキング2位になり4番の重責を十分に果たしたではないか。    


栗山監督にはそれほどの我慢強さと信念があり、また骨も1本通っているのだ。     少し調子が悪いと中心打者でもすぐ打順を落とすセリーグのどこかの監督とは大違いだ。    


原監督の方はプロ野球界随一の人気監督と言ってもいいのだが、今年はいろいろ我慢の年であったようだ。    


ダントツの優勝候補といわれながらスタートで躓き、一時は4位まで順位を落として大きく出遅れた。  


 中盤になってなんとか盛り返してやっと首位を走り出したと思うと、今度は週刊誌にプライベートな女性問題で叩かれて苦しめられる。    


その問題も何とか乗り切って終盤には2位ドラゴンズに大差をつけて1位を獲得した。    


だが今度はクライマックスシリーズではドラゴンズに思いっきり苦しめられ、最後でなんとか3勝して薄氷を踏む思いでやっとセリーグペナント争いを制したのだ。    


原監督は最後の試合の前に”徳だわらに足かかったようだ”言ってその危うさを語っていたではないか。    


そしてなんとか優勝したとは言え、原監督にとってはまさに苦難連続の実に厳しい年であったのではないだろうか。    


そうした今では名将と言ってもいい原監督と、新人とは言え強い信念を持った骨のある栗山監督の対決なのだ。  


 今年の日本シリーズは実に楽しみで、試合が始まるのが待ち遠しい。

2012年10月23日火曜日

ジャイアンツ原監督がクライマッスシリーズ最終戦の前に話していた”トクダワラ”とは何だろう?


これが徳俵(トクダワラ)

原監督 セリーグ優勝おめでとう!

プロ野球セリーグクライマックスシリーズの最終戦の前、ジャイアンツ選手のミーティングで

原監督は徳俵(トクダワラ)まで足がかかった状態だ、と言ってたが、その徳俵っていったいなんだろう。


相撲中継で解説者などが時々口にしていたのをなんとなく覚えているのだが。


しかし原監督は今年のシリーズの初めに大きく躓き、その後順調に行っていたかと思えば、中ごろになって今度は週刊誌にプライベートの女性問題を暴露された。


そしてこのクライマックスシリーズで思いっきり中日に苦しめられるという実に苦難の年であった。


でもそれを乗り切ってジャイアンツを見事セリーグ優勝へ導いたのは実に立派で賞賛に値する。


これで原監督は名実ともに間違いなく歴代の名監督の仲間入りができるだろう。



【徳俵とは】

土俵は20俵から成り、そのうち東西南北で1俵ずつ外側にずらして埋められている。

ここで足が残るために、こう呼ばれる。本来、野外相撲時代の雨水の吐き出し口だった。



2012年10月22日月曜日

阪神タイガース金本選手 ・ 引退の置き土産は”詐欺にかかった話”



阪神タイガースの金本選手は惜しまれつつも今年で現役を引退する。


数々の輝かしい成績を残し、鉄人とも呼ばれ長い間タイガースの顔となって来た名選手だが

折も折、第二の人生への船出ともいうこの時期に、とんだ話が飛び込んできたではないか。

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阪神 金本選手が1880万円詐欺被害

プロ野球阪神の金本知憲(44)が詐欺に引っかかった。親交のあった元会社役員の本多善光容疑者(45)に「農業法人の事業に投資して欲しい」と持ちかけられ、1880万円を投資。だが、まったくのウソだったのだ。


金本はこれまでヘッジファンドに投資したり、スイスの金融商品購入で多額の損失を出したりしてきた。今回もうまい話に乗った格好だ。


儲け話でつまずく有名人は少なくない。それも周囲から「ケチ」とみられている人ほど失敗する。た

とえばバブル期に「ホテル王」と呼ばれた千昌夫や、5億円の借金で自己破産した岸部四郎。しまり屋で知られる石川さゆりも事業の失敗で豪邸を手放した過去がある。


心理学博士の鈴木丈織氏によると、人はみな、財産を増やしたいという欲望を持っている。ただ、財産が一定額まで増えると、その欲望が強まる人がいるという。


「人によって1000万円だったり、1億円だったりと一定額はまちまちです。“増やしたい願望”が強まった段階で、お金は生活の手段ではなく、自分の欲望そのものになります。

“お金こそが自分の価値”という心理。そうなると歯止めが利かなくなる。10億円儲けたら、次に15億円の儲け話に飛びつく。


15億円を失っても10億円の成功体験があるから、“損失はまだ5億円だ”と借金してでも投資する。“失敗するのでは?”と不安も感じるけど、儲かったときの喜びのほうが大きいので自制が利きません。

際限もなくギャンブルにつぎ込むのと同じ。だから最後に負けてしまうのです」


言うなれば「カネの亡者」。カネに執着する人ほど最後は転落するとは、まるでイソップ童話みたいな教訓だ。


2012年10月18日 「日刊ゲンダイ」 より

2012年10月21日日曜日

近ごろ歩道から消えているものは何だろう?


歩道2kmの間に公衆電話ボックスが一つしかない

私が毎朝ウォーキングで歩いているのはこの街でもっとも広い大通りの歩道である。

歩道とはいえ道幅が7メートルもあり、車道側と中央に並木が2列も並んでいる。さらにセンターには白線が引かれて歩行者と自転車用に通行帯が分離されている。


こんなに広くて整備の行き届いた立派な歩道は大都会といえどもそうざらにはないだろう。


この歩道を毎日通っていて最近気がついたことが二つある。

もっともそのうち一つについてはかなり前から気づいていたことであり、それは以前はたくさんあった公衆電話ボックスが撤去されてしまって今ではほとんど姿を消してしまっていることである。


私が歩くのは片道2km、往復4kmだが、行きは右側の歩道、帰りが左の歩道と決めて歩いている。したがって片側だけの観察でなく両側の歩道を見てのことである。


この2kmの行程で、公衆電話は左側歩道に一つあるだけである。確か半年ぐらい前は二つあったはずだが、いつの間にかそのうちの一つが撤去されているのである。


これが田舎の道路だと別に珍しいことではないだろうが、私が歩いているのは道幅が50メートルのこの街でもっとも広い大通りなのである。


しかも歩いている部分も駅前から始まる市街地に最も近い位置なのである。


そんな町の中心部でしかも2kmと長い距離の間に公衆電話ボックスがわずか1台しかないとは、いかに携帯電話が普及した時代だとはいえ驚きではないか。


以前だと公衆電話ボックスは歩道には欠かせないものとして、その風景にもぴったりマッチしていたものだが。



メインストリートの歩道でさえゴミ箱が見つからない

さて、もうひとつのなくなったものだが、それはゴミ箱である。

いったいいつごろから歩道のゴミ箱が消え始めたのだろうか。    


確か10年ほど前までは街のメインストリートともなると100メートルぐらいの間隔でゴミ箱が置かれていたはずである。    

それもかなり大きなもので金属製のがっちりした箱であった。    


そのゴミ箱が年々減っていき、今では2kmという長い距離に歩道両側併せてもわずか二つしかないのである。    


はっきり言ってこれは不便である。というのはこのごろは町の中心部にはやたらビラ配りの人が多くいて、つい何気なく受け取ってしまったそれらのビラやチラシを捨てようと思ってゴミ箱をさがしても、どこにもそれらしいものがないのである。    


近くにコンビにでもあれば店の前に置かれているゴミ箱を利用させてもらうのだが、それさえないところではまったく処理に困ってしまう。    


しかたなく折りたたんで入れポケットに入れ、用もないビラやチラシを持ち帰るはめになるのである。   


 しかし電話ボックスはなくなった理由がよく分かるのだが、ゴミ箱がなくなった理由は分からない。   


 これは想像で確かなことではないが、要するに先ほどのチラシ配りとかが配った大量のビラやチラシがすぐゴミ箱に捨てられ、そのため短時間で満杯になって、その処理に困るからなのではないだろうか。    


したがってゴミ箱がなくなったのはチラシ配りのせいであるとも言えるのではないだろうか?

2012年10月20日土曜日

いぜん経営不振が続くソニー  ・ ここまできたら、もう京セラの稲盛さんにでも建て直しを頼むしかないのでは?


いぜん続く ソニーの暗いニュース

ソニーの経営不振はこのところ悪化の一途をたどっているように見える。昨年から続いている人員整理と事業所閉鎖。


いったいこうした報道がこれまで何度流されてきたであろうか。


新社長のもとで新しい経営方針が発表されたのはいいのだが、その後も一向に明るい話題が出てこない。


そうした中で今回出てきたのはこれまでよりいっそう暗い話題なのである。


それも、よりにもよって国内に一ヵ所しか残っていなかった携帯電話工場を閉鎖するというのである。

従業員770人は他種製品の工場へ転勤させるというが、慣れていない仕事に回されるいうことは大変な苦労が伴うに違いない。


しかし、これでもか、これでもか、とでもいうほど次々と淋しいニュースばかり発表しているソニーだが、はたしてこの先再生への希望はあるのだろうか。

端から見る限りでは、その道はいたって厳しそうである。こう思うのは決して私だけではないだろう。


もうここに至っては最後の手段として、最近危機にあったあの日本航空を見事に立て直した京セラの稲盛さんにでも経営再建を託してみたらどうであろうか。

もしそうだと大衆もこぞってソニーを応援するに違いない。


かつては世界のソニーと言われた日本企業のエースがこのまま沈んでいく姿を見るのは誠に忍びない。

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ソニー、国内唯一の携帯工場閉鎖へ 非正規契約更新せず

 ソニーは19日、一眼カメラの交換レンズや携帯電話を作る美濃加茂工場(岐阜県美濃加茂市)を来年3月末で閉鎖すると発表した。

正社員770人は他の工場に転勤させ、一部は早期希望退職制度で退職する。非正規社員1920人は契約を更新せず、3月までに全員が辞めるという。

レンズの生産は愛知県幸田町の工場に、携帯電話の生産は海外工場にそれぞれ移す。

美濃加茂は国内唯一の携帯電話工場だったため、ソニーは国内での携帯生産を終えることになる。携帯電話の修理部門は千葉県木更津市の工場に移る。


朝日新聞 2012/10/20



2012年10月19日金曜日

意外に緑が多い日本の道路 ・ わが街の大通りには並木が5列も並んでいる


姫路市の駅南大通り
歩道の幅だけでも7メートルある

私が毎朝ウォーキングで歩いているのは家のすぐ近くにある「駅南大通り」という片側歩道だけでも幅が7メートルもある大きな道路である。


車道は片側3車線で中央分離帯もあり、全体の道幅は歩道も入れると50メートルもあるというまさに第一級の大通りなのである。


歩くのは朝7時ごろであるからまだ歩道の通行量は多くない。したがって何の障害もなく一定のスピードを保ってスイスイ歩くことができる。


片道2キロで折り返し、往復4キロぐらいの行程を45分で歩いている。


この道路は南に向かって4キロ以上も続いているのでそのうちにもう少し距離を延ばそうとは思っているが、今のところはこの距離にとどめている。


大通りを歩くといえば車の量が多くて空気がよくないのではと思う方もいるかもしれないが、決してそんなこともない。

それは早朝で車の量が多くないこともあるが、もう一つの理由がある。

それはこの道路が酸素に満ちていると思われるからである。ではなぜ酸素に満ちていると言えるのであろうか。

それはこの道路にある並木がすごく多いからである。


皆さんは道路の並木についてその数とか量について注意深く観察したことがおありだろうか。


まあ具体的な数とか量はともかく、この「駅南大通り」には実に5列もの並木が延々と続いているのである。


つまり両側の歩道に2列づつ、中央分離帯に1列で計5列になるのである。


このうち歩道の車道側のものと中央分離帯のものはいずれも大木で、小さいのは歩道の中央に植えられたハナミズキだけである。


しかしこれほど豊かな並木に恵まれている道路もそうざらにはないのではあるまいか。


現にわが町でも片側2車線の道路になると、と並木は片側1列づつの計2列となり、その数は一気に減っていく。    


それにたとえ50メートル級の大通りとは言え、必ずしもどこにも5列もの並木があるとは限らない。多くてもせいぜい3列どまりの道路が多いのではなかろうか。


したがって私が毎朝歩く「駅南大通り」は数少ない緑のあふれた貴重な道路なのかもしれない。

2012年10月18日木曜日

ニューヨークのホテル ・ 誰も知らないウラ話(その6)


50代のベルボーイも珍しくないニューヨークのホテル

わが国でホテルのベルボーイといえば、たいていの人はそれに従事する人として若い男性を連想するに違いない。それも20歳前後の若者である。

これは普段どこのホテルに行ってもそうした人たちばかりを目にしているせいであろう。


ベルボーイというのは玄関口で客を迎えその荷物を運んだり、さらにその客を客室へと案内したり、またその客がホテルを発つ時に荷物運びの手伝いをするのが主たる職務になっている。


したがってある程度の体力と機敏さが要求される仕事なので若い男性に適しているのだ考えられる。


でも近頃はベルボーイだけでなく、ベルガールと呼ふのか、若い女性もこうした仕事の従事しているのも珍しくないようで、テレビなどでも時々そうした女性を目にすることがある。

いずれにしてもわが国でこの仕事に就く人はみな若いのである。


だがこれが外国だと事情はまったく違ってくる。というより日本とはまるで逆で、むしろ若い人は少なく、目に付くのは年配の人ばかりなのである。

20代はもちろん30代も少なく、目立つのは40~50代の人たちばかりで、その年代の人がこの仕事の主力になっているのである。

中でもベルキャプテンと呼ばれるこの仕事のチーフクラスになると、わが国でいえば定年に近い人に相当する60歳にも手の届きそうな人もいるのである。

こうした人はベルボーイとは言えこの道数十年の大ベテランであり、周りの誰からも一目置かれているのである。

私が勤めていたニューヨークのスタットラーヒルトンにも年齢が58歳にもなるウイルソンというベルキャプテンがいたが、その彼もこの道30年という大ベテランであり、そのとき支配人をしていたマッコイさんでさえこの人には頭が上がらない風であった。


だからたとえ仕事とは言え、私などの新米のフロントクラークとしては、こうした人にものを頼むのは大変で、いろいろと気を使ったものだ。


このようにベルボーイの世界でも日米には大きな違いがあるのだが、これも日本と米国におけるテルの歴史の差から来ているのであろうか?

2012年10月17日水曜日

ブラックジョークをお一つどうぞ (その6)


・子供のほうが一枚上手

動物園に5歳の息子を連れて行った父親。

父親は,ライオンの檻の前で,息子に,

ライオンがいかに凶暴で残酷な動物であるかを力説した。

男の子は,それを真剣な顔で聞いていた。


「ねぇ。パパ・・・」男の子は,心配そうにパパを見上げながら言った。

「もし,ライオンがおりをぬけだして,パパを食べちゃったら・・・」


「ん?なんだい」パパはニッコリして聞いた。


「ぼく,どのバスで帰ればいいの?」




・地雷よけに使うとはひどい!

港湾戦争の数年前のことである。

アラブのクウェートにおける男女差別について取材したアメリカ人の女性記者がいた。

当時のクウェートでは(アラブ世界では一般的であることだが),

妻は夫の3mほど後ろを歩くのが当たり前だった。



それから何年も経って,またクウェートにやってきた女性記者が気づいたことは,

今度は夫が妻の何mか後ろを歩いていることであった。

彼女は,クウェートの女性の地位の向上ぶりに大いに驚くと共に感動したのである。

さっそく記事にしようと思った彼女は,通りを歩いていた一人の女性に取材を申し込んだ。

「何年か前は妻は夫の後ろを歩いていたはずですが,今は夫が妻の後ろを歩いていますね。

とてもすばらしいことですね。こうなった理由は,やはり女性の地位の向上なのでしょうか?」


クウェート人女性は答えた。「地雷よ」




・欠陥製品だったのか?

エデンの園でアダムが言った。

「神様、聞いてください。ここは美しい楽園です。でも、私は孤独で

 しょうがなく、リンゴを食べてしまいそうです」

「分かった」神は答えた。「では、私はお前のために、女を作ろう」

「女って何ですか?」アダムは尋ねた。

「彼女は、穏やかで優しく受容的な性格の生き物だ。

 お前の言いつけを守り、決して逆らわず、勤勉で、倹約家でもある。

 しかも、彼女は魅力的で、美しい。

 洗濯をしたり、料理をすることが出来る。それに

 ベッドの中で、彼女はとても素敵なことをしてくれるだろう」

「なんだか面白そうだな」とアダムは言った。

「よしよし、では女の創造にとりかかるとしよう。

 そのためにはお前の肋骨を12本、それに心臓と胆のう、それと

 片方の目を材料として取り出さねばならぬ」

「えっ、それは困るなぁ。なんとか肋骨一本くらいに節約

 できませんか?」

「う~む、少し難しいがやってみよう。

 そのかわり、出来の方は保証しかねるぞ」

こうして女ができた。



・とんだアンケート調査

勤めていた会社は倒産し,妻子には逃げられ,

挙げ句の果てに身体を壊して死の床についている男がいた。

「誰か・・誰か助けてくれ──」


彼の祈りが天に通じたのだろうか。気がつくと,清らかな天使が男を見下ろしていた。


「こんにちは」天使はやさしく微笑んだ。「あなたの望みを三つ言ってください」

「これが夢でないのでしたら・・・私の望みは」男は言った。

「健康と財産と,何より家族の愛情です」

そして男は両手を合わせ、感動にふるえる声で言った。

「ああ,天使様。ありがとうございます。何と感謝してよいものやら・・・」


「いえいえ。どういたしまして」天使はにこやかに答えた。

「こちらこそ,アンケートにご協力いただき,どうもありがとうございました」




・行き先が違いますよ

とあるブロンドが、ジャマイカ行きの飛行機に乗った。

しかし、しばらくすると彼女はスチュワーデスに注意された。

というのは、彼女はファーストクラスのチケットが無いにも関わらず、

ふんぞり帰ってその席に座っていたからだ。

押し問答の末、副機長までかけつけて説得したが、彼女は頑として

席を譲らない。このままでは離陸の時間が遅れてしまう。

とそのとき、機長がやってくると、彼女に何か耳打ちをした。

すると、彼女はあっさりと後方のエコノミーへと移っていった。

驚いたスチュワーデスと副機長は、どんな事を言ったのかと訊ねた。

すると機長は「なーに、簡単なことだよ」と答えた。


「この飛行機の前半分はバンコク行きですって言ったのさ」



以上 「カオスちゃんねる」より

2012年10月16日火曜日

ニューヨークのホテル ・ 誰も知らないウラ話(その5)


スタットラーヒルトン
(現ホテルペンシルベニア)
客室が2千室にも及ぶニューヨークの巨大ホテル

ニューヨークには客室が2000室近くもあるいわゆるマンモスホテルと呼ばれる巨大なホテルが数軒ある。

私がいたスタットラーヒルトン(現ホテルペンシルベニア)もその一つで確か部屋の数は1900ぐらいあったと思う。


これだけ客室数の多い規模の大きいホテルは日本のどこを探してもない。

しかし客室が2000ということは満員になったときには宿泊客だけで3000人ぐらいになるのである。

それだけの客を収容するともなると対応するホテルスタッフの仕事も大変である。


私が所属していたフロントオフィスは言うまでもなくこうした客のチェックインやチェックアウト、それにインフォメーションと呼ばれる各種案内業務などに当たるのだが、中でも最も手が掛かるのはチェックイン業務である。


どこのホテルでもそうだと思うが、チェックインというのは時間帯が決まっていてほとんどのところが午後4時以降になっている。したがってそれ以後の時間に予約客が殺到するのである。

最も多いのは午後7時~8時ごろの時間帯で、その頃になるとフロントのチェックインカウンターの前には長蛇の列ができる。

それも1列ではなく何列にも及び、対応するフロント係員の数だけ列が出来るのである。

通常この時間帯には他の時間帯より多目のスタッフが対応しており、曜日によって異なるがだいたい3名から5名が当たっていた。

ということは3名のときは3列の行列ができ、5名の時は5列なのである。

列の長さは時間帯によって違うが、最も混雑する7時半ぐらいだとその長さは1列15メートルぐらいに及ぶこともあった。


だが感心なことにそんなときでも客は文句一つ言わず列の中で静かに待っている。

要はアメリカ人は行列に慣れているのだ。だからこんなときにも文句も言わず行列に加わっているのだ。


でもこうした行列は何もホテルに限ったことではなく、例えば郵便局の窓口であったりイミグレーション(入国管理局)の窓口とかでも、いつ行っても長い人の列ができている。

こうしたことが起こるのは人件費の高いアメリカだけに従業員の数が限られていて、いわば万年人手不足という状態におかれているのである。


さてホテルのチェックインの行列に話を戻すが、そうした何列にも及ぶ客をすべてさばき終わるのに約2時間ぐらいかかり、フロント前の行列がなり、まるで戦場のようなけたたましさから解放されるのはいつも午後9時ごろであった。    


当時の私は二つのシフトで勤務についていた。つまり早出勤務と遅出勤務で、前者が8:00~16:00で後者が16:00~23:00であった。

 したがって遅出のシフトで働いているときはいつもこのチェックインの嵐にさらされるのである。    

でも早出のときでも程度の差こそあれすさましいほど多忙な時はある。   それはチェックアウトが集中する8時から9時ごろである。  

この時間帯にフロントに立っていると前から左右からとひっきりなしに客が鍵を返しに来てそれを受け取りキーボックスに収納するだけの単調な仕事にまるでコマネズミの如く右往左往と動き回るのである。  

身体を動かすことにおいてはチェックイン業務に当たるときの比ではない。  


そんなまるで戦場のようであったフロントオフィスの様子をいま懐かしく思い出している。

2012年10月15日月曜日

あなたは何色の車が好きですか? ・ 好きな車の色ランキング



1位~3位は不動で10年間変わらず

以前中古車関連の仕事をしたことがあるが、そのとき知ったのが中古車は色によって売れ行きや価格が大きく違うということである。


つまり人気のある色の車はよく売れるが価格が高く、反対に人気のない色の車は安いが売れ行きが悪いということである。


これで分かるとおり中古車は色によって売れ行きが違い、必ずしも値段によって人気が左右されるものでもないということなのだ。


こうしたことを聞くと、人は車を購入するときには中古車として売るときのことも考えて色を選ばないと損をするということになる。


下にあるのは好まれる色の最新ランキングであるが、この10年間順位にそれほど大きな変動はない。


これで見る限り上位三つの色はそれほど差がなく数字は拮抗している。だが4位以下になるとかなり数字が低くなっている。

特に3位の黒と4位のグレーの差は7%もあり、これほどの差だともう逆転は無理であろう。

ということは数字から見る限り上位3種の色は今後変わることはないと思えるのである。

ただ車種によっては多少色の好みに違いがあるのも事実である。例えばスポーツカーなどの場合はセダンでは人気のない赤や青を選ぶ人が意外に多いからである。


こうした傾向から総じていえることは、SUVなどの高い値段の車を買う層ほど色にこだわり、必ずしも一般的な色の好みと同じではないということである。



車の色人気ランキング(世界)


1位 ・白          22%

2位 ・シルバー      20%

3位 ・黒          19%

4位 ・グレー        12%

5位 ・赤           9%

6位 ・青           7%

7位 ・緑           2%

・その他            1%



(参考記事)CNNニュース日本版 2011/10/15

2012年10月14日日曜日

児童虐待は日本だけではない ・ 米国ではこんなにひどい例が



このところ報道されない日がないぐらい頻繁に起こっている児童虐待であるが、どうやらこの傾向はわが国だけではなく世界共通のようである。


ご紹介する記事は米国の児童虐待についてのものだが、その方法はわが国には例を見ないような残虐なものである。


何事においても先進の米国だけに、やはりこうした面でも一歩先を行っているのであろうか?

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瞬間接着剤で娘の手を壁に、虐待の母親に禁錮99年


米テキサス州ダラスの裁判所は12日、娘に殴る蹴るの暴行を加えた上、両手を瞬間接着剤で壁に貼り付けた23歳の母親に対し、禁錮99年の判決を言い渡した。


この事件は昨年9月、エリザベス・エスカロナ被告の自宅アパートで発生。地元紙の報道によると、同被告はトイレのしつけをめぐって娘に暴行を働いたという。

娘は病院で治療を受けたが、約1週間にわたって意識不明の状態が続いた。


裁判所は判決の中で、「娘に激しく暴行を加えて死のふちまで追い込んだ」とし、処罰を受ける必要があると述べた。エスカロナ被告は控訴する方針。

同被告は5児の母親で、現在子どもらは親戚の元に預けられている。


[ダラス 10月12日 ロイター] 


世界びっくりニュースより

2012年10月13日土曜日

ニューヨークのホテル ・ 誰も知らないウラ話(その4)



もらったチップを客に投げつけるコーヒーショップのマスター


米国でのサービスについて語るときチップの話は避けて通れない。


米国では公営機関以外のあらゆる場所でサービスを受けたときにはチップを払うことが当然なこととなっている。


したがってこれを忘れたり怠ったり、または渡した額が適正でなかったりすると少なからずのしっぺ返しがあるようだ。


今回はそのチップの金額にまつわる話である。


少し大きなホテルだと大概はあるのだが、私のいたスタットラーヒルトンにも一階のロビーの一角にコーヒーショップがあった。


従業員も私服のときは自由に利用できたので私も仕事前のひと時などにしばしば利用していた。


ある日そこで朝食をとっていたときの話である。


その店にはビリーというイタリア系アメリカ人のマスターがいた。

このマスター、明るく陽気なことはいいのだが、少し気の短いところがあって客と揉め事を起こすことが少なからずあったようだ。


私がチーズバーガーをかじりながらコーヒーを飲んでいたときである。突然「ヘイ ユー」と叫ぶビリーの声が背後から聞こえた。

その大声にびっくりして思わず振り返ってみると、険しい表情のビリーが出口のほうへ歩いていく客に向かって何か投げつけているのである。

それは客には当たらず椅子に当たってフロアに落ちた。なんとクォーター(25セント)銀貨なのである。

その後もなにやら叫んでいるビリーの様子から、どうやら客が渡したチップが少ないことに腹を立てたビリーが、貰ったクォーター銀貨を客に投げつけたのである。


だが、そうしたビリーの剣幕にその客は何の反応もせず黙って出て行った。


従業員が客に向かってお金を投げつけるという光景など日本では見たことがない。

だが、ニューヨークに来てからはこれに似た光景は別の場所でも見たことがある。

それはこのホテルの玄関であった。タクシーを降りて玄関に向かう客に向かって運転手が「ファック ユー」とののしりながらコインを客の背中に投げつけているのである。

そのときはただ驚いただけで、どうしてそんなことをするのか意味が分からなかったのだが、ビリーの1件でやっと理由がわかった。


アメリカでの一般的なチップの適正額は例えばレストランなどでは15~25%、タクシードライバーへは10~15&%とされている。


したがって私が見た2件のシーンではいずれもその額が基準を下回っていたのであろうか?







2012年10月12日金曜日

男のすることなら何でもする ・ 最近増えてきた ”立飲み女子”


男のすることならなんでもする今時の女性

もう2年近く前のことになるが、このブログで「駅のホームで缶チューハイを立飲みする女たち」というタイトルの記事を書いたことがある。


それは通勤帰りの女性が電車待ちの人が多く並ぶ駅のホームで堂々と缶チューハイを立飲みする姿を目撃して、それがあまりにも珍しく、かつ衝撃的であったので記事にしたのである。


そのときも書いたが概してこの頃の女性は活発で行動的なことは誰もが認めることであるが、こうした表現ではその実態がもうひとつ正確に掴めない部分があり

私個人としては今の女性像を表現するためのキーワードのような形で「男のすることなら何でもする」というフレーズをよく使っている。


もちろんこの表現には活発で行動的というニュアンスを含んでのことであるが、それに加えて大胆という意味も含ませているのである。


前置きが少し長くなったが、本日のブログのテーマはその大胆、つまりいまどきの女性の大胆さについての一つの実証的記事である。


私はよく立ち飲み屋に行く。それは懐具合を考えてのこともあるが理由はもう一つある。

たち飲み屋は客の回転が速く、客は皆あまり長居はしないのでこちらもそのペースに合わせるため飲みすぎになることがなく、そうした面で体にもよく好都合なのである。

これが座って飲む居酒屋だとついつい1杯が2杯になり、それで済まずに3杯、4杯になったりすることがよくある。その結果つい飲みすぎてしまって翌日に悪影響を及ぼすということがあるのだ。

その点たち飲み屋は雰囲気的にも長居出来ないようになっていて、それで飲み過ぎないのである。


ところで、このところたち飲み屋の客層が大きく変わってきているのを飲兵衛の皆さんはお気づきだろうか。

そうなのである。実際に最近のたち飲み屋は客層が大きく変わってきているのである。

それは女性客が非常に増えてきたということである。私がよく行く「J」という50年配の夫婦で経営している店があるが、この店などいつ行っても女性客のいない日はない、と言っていいほど女性客が多いのである。

それも若い女性が多く、いわゆるオバチャンと呼ぶような年代層の人は来てはおらず、最大でも30歳代前半止まりである。


女性が立ち飲み屋にやって来るようになったのは何も今始まったことではない。もう随分前からそうした光景はよく目にしている。

だが、そうした女性客の多くは二人以上の仲間同士であったり、グループであるのがほとんどであった。


でも最近は違っていて、その多くが一人でやって来るのである。Jで目にする客はほとんどがそうなのである。

”若い女性が一人で立ち飲み屋に入る” これは考えようによっては非常に勇気のいることではないだろうか。

一人でカフェに行くとは訳が違うだろう。でもドンドン若い女性の一人客が立ち飲み屋にやって来ているのである。

この理由について書くと長くなるのでそれはまたこの次にまわすとして、要するに今の女性は 

男のすることならなんでもする” のである。









2012年10月11日木曜日

国産ジェット旅客機 MRJ ・ 2015年までに1500機の受注を目指す 


国産ジェット旅客機 MRJ

MRJとは日本製の小型旅客機「三菱リージョナルジェット」の略称。


2008年、全日空からの受注を受け、三菱航空機株式会社が中心となり開発、製造している。


第二次大戦後初めて日本メーカーが開発した旅客機「YS-11」に次ぐものであり、初の国産ジェット機。


「環境適応型高性能小型航空機」として、噴射式のターボファンエンジンを搭載、機体の軽量化、空気抵抗を減らすなど、燃費効率においても従来型より格段の向上を実現した。


12年7月、米航空持ち株会社スカイウェストより同機100機を受注することが発表され、累計発注数は230機となった。試験機の初飛行は13年10月~12月の予定。



環境に適応した高性能機・MRJ

では、三菱MRJとはどんな航空機だろうか。

基本的には乗客90人乗りのMRJ90と70人乗りのMRJ70の2種類から成る双発のリージョナル・ジェット旅客機だが、それぞれ航続距離に応じて、STD、ER、LRと呼ぶ3種類の派生型が想定されている。

MRJ90とMRJ70の構造上の違いは胴体の長さで、35.8mと32.8mになる。ただし主翼、尾翼、エンジン、その他の装備品などは共通で、運航や整備に関しても共通性が高い。

MRJの最大の特徴はエンジンにある。

経済産業省がかねて提唱してきた「環境適応型」の高性能機という概念に沿った新しい「ギアード・ターボファン」(GTF : Geared Turbofan)で、米プラット・アンド・ホイットニー(P&W)社が開発する。

構造上はエンジン前面のファンと後部の低圧タービンの間に減速ギアを組みこむ。

これによってタービンとコンプレッサーの回転速度を上げる一方、前面ファンの方は減速ギアを介して速度を落とすことができるので、最大の効率が得られる。

そのため燃費と騒音が下がり、従来のターボファン・エンジンから一段と進化したものになる。

競合機に対して燃費が2~3割減となり、したがってCO2やNOX(窒素酸化物)の排出も少なく、騒音は半分を目標としている。


ウィキペディア、その他より


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国産ジェット旅客機MRJ、受注好調 ・ 目標「20年1500機」


三菱航空機が開発を進める初の国産小型ジェット旅客機「MRJ」の受注が好調だ。主力市場である米国で原油価格が高騰。

燃費性能のよさがにわかに注目され、累計で230機を受注した。

ただ、設計の遅れなどから初飛行は当初より1年半遅れ。「離陸」の遅れはこれ以上は許されない。

2012/10/9 朝日新聞

2012年10月10日水曜日

ニューヨークのホテル ・ 誰も知らないウラ話(その3)



一介のホテル従業員とも普通に接して、気楽に会話を交わす米国の大統領


アメリカの歴代大統領にジョンソンという人がいた。そのジョンソン大統領がある日私が働いていたスタットラーヒルトンへやってきた。


確かボクシングヘビー級のカシアス・クレイのタイトルマッチがマジソンスクエアーガーデンで行われたときであったと思う。


マジソンスクエアーガーデンといえば誰でも知っているニューヨークのプロスポーツの殿堂である。

なんとこの建物はわがスタットラーヒルトンの7番街を隔てたまん前にあるのである。


そのときジョンソン大統領はこの試合観戦にやってきていて、試合が始まる前のひと時の休息にと、すぐ前にあるこのホテルへとやって来たのだ。


さてその大統領だが、ホテルに到着してお付の人数名と一緒に玄関から入ってくるや否やまっすぐにフロント前までやってきた。

そしてフロントの中の従業員に向かって「ハロー」ときさくに声をかけるではないか。

すると迎える側のわがホテルのフロントオフィスチーフクラークのフレディは何も臆することなく大統領に返事を返し、にこやかな表情で挨拶を交わしているではないか。

その言葉にしても態度にしてもまったく普段どおりで、他の客に対するものと何ら変わったところがないのである。この光景を目の当たりにした私は少なからず驚いた。


私がいた大阪のホテルにも歴代の首相が訪れたことは何度もある。

しかしそうした場合に首相当人がフロントへ寄るようなことはなく、ほとんどの場合は秘書などのお付の人が客室使用の手続きにやってくるだけである。

したがって首相に直接声をかけるなどということは間違ってもない。日本の首相ともなれば普段はそれだけ庶民とは一線の距離を置いているのである。


ところがアメリカのジョンソン大統領はどうだろう。一般人と距離を置くどころか、お付の人などを介することなく、自分が直接フロントへ立ち寄っているのである。

そして一介の従業員と気楽に挨拶を交わしているのである。


まさに、ここに民主主義米国の原点を見たような気がした。人は皆平等ということを大統領が自ら示しているのである。

”日米の差ここにあり” という思いであった。

  (注)スタットラーヒルトンホテルは現ホテルペンシルベニア

2012年10月9日火曜日

非婚大国ニッポン ・ 結婚できないのは”非正規社員のせい”なのか?




差が著しい正規雇用、非正規雇用別の未婚率 

今わが国では結婚したくても出来ない人の割合が急激に増えてきている。その率は先進国の中でももっとも高く、特に給料が安い非正規雇用者にこの傾向が顕著である。


グラフを見てもお分かりであろうが、特に男性の方にそうして傾向が強く、30代半ばから40代半ばのいわゆる中年に差しかかる年齢になっても約60%近くの人が結婚できず未婚のままなのである。


おそらくこういう人たちの内40歳以上の人の大半は、今後も年齢的にもますま不利になり結婚しないまま一生を終える可能性が高く、もしそうだと、気の毒に思う半面それを通り越してむしろそら恐ろしくさえ思えてくる。


だが、これがわが国の現実の姿であるのだから致しかたない。


上のグラフは 正規・非正規別の未婚率の状況を表したものである。


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非正規雇用者の未婚率は正規雇用者の2.5倍


このグラフを見ると確かに男性就業者を正規と非正規とで比較すると未婚率は非正規が高い。

特に30歳代で差は大きく非正規の未婚率は75.6%と正規の30.7%の約2.5倍となっている。

40歳代の男性非正規就業者であると45.7%と半分近くがなお未婚というデータとなっており、非正規の増加は男性の生涯未婚率の上昇にも影響していると考えられる。

女性の場合は男性と逆であり正規就業者の未婚率の方が非正規就業者の未婚率より高い。女性30歳代で正規就業者の未婚率は46.5%と非正規就業者の22.4%の2倍以上となっている。

これは女性が正規就業者として働き続けるためには独身を通している必要があるという状況を示しているように見える。

しかし、女性の場合は、逆の因果関係(雇用形態が配偶関係の原因なのではなく配偶関係が雇用形態の原因)、すなわち結婚すると、あるいは結婚して子どもができると、正規から非正規に働き方を変える場合が多いから、こうした結果となるという側面も大きい。

こう考えると、女性の場合は、現状の子育てと正社員就業が両立しないという好ましくない状況が変わらないとしたら、非正規が増えた方が婚姻率、出生率があがる側面もあるということになる。


「社会実情データ図録」 参照

2012年10月8日月曜日

 ニューヨークのホテル ・ 誰も知らないウラ話(その2)


ニューヨーク7番街の夜
ルームインスペクション中に窓から見えたポリスの制服

その日も遅出の勤務についた私は予約客リストを見ながら、今日も暇だと思った。ザッと目を通してもピーク時の3割ぐらいしかリストは埋まっていなかったのだ。 


この日のチーフクラーク・フレディが始業前のミーティングで6人のルームクラークを前にして

「今日は暇だから通常20分のコーヒーブレイクを倍の40分にする」と言ったので皆歓声をあげて喜んだ。

 
私を除き、この日遅出勤務についていた残り5名のクラークは、皆それぞれ昼間学校に通っていたり、もうひとつ別の仕事を持っていたりして、ここヒルトンの仕事一本やりではなかった。


それゆえに彼らは概して身体が疲れており、休み時間が長いことは大歓迎なのである。


でも別に身体も疲れておらず、この頃になって仕事に面白みを感じ始めていた私にとってはそんなことはどうでもよかった。

 
そうは思っても、せっかく部下に気を遣ってくれているフレディの手前、皆と一緒に嬉しそうな顔をせざるを得なかった。

 
遅出出勤の私のルーティンワークのひとつにルームインスペクションというのがあった。この業務はその日出発予定でありながら


午後3時に流されてくるハウスキーパー(客室係)からのレポートにオキュパイド(使用中)と示されたルームナンバーをピックアップして別のリストに書き出し、マスターキーを持ってそれらの客室をひとつずつ開けてチェックする仕事なのである。

 
毎日そうした部屋は百室以上もあって、各フロアにまたがったこれらの部屋を全部チェックし終えるには、どんなに速くやっても2時間を下回ることはない。

 
私はこの仕事のやり方を先輩の同僚であるアーリーに付いて覚えた。

 
アーリーは白人とペルトリコ人の混血のめっぽう明るくて気のいい男であったが、非常に女好きで、私と一緒に歩いているときでも

側をいい女が通ると、決まって口笛をピュッーと鳴らし、舌で唇の周りを嘗め回しながらブチュ、ブチュといういかにも卑猥な響きを持つ音を出して、女が通り過ぎて行っても名残惜しそうにずっとその後姿を目で追っているような、そんなストレートな表現がごく普通にできる男であった。


セキュリティ、エニーボディホーム?
 
そんなアーリーだが、私にはまじめにかつ丁寧に仕事を教えてくれた。

 
彼は「まず目的の部屋の前に立ったらドアを3回ノックするのだ」と言った。

 
そして返事が無かったら(ほとんどそうだが)マスターキーで鍵を開ける。そして部屋に入るや否や大きな声で『セキュリティ、エニーボディホーム?』と言わなければいけない。


その理由は万一中に客が居た場合、突然黙って人が入り込んでいけば、強盗にでも踏み込まれたのでは、と相手がビックy利するからなのだ。

 
アーリーは私にそう説明した。部屋に入って中を見渡し、客の荷物の有無を確認し、持参したリストに荷物がなければV(VACANT)、もしまだ荷物があればO(OQUPAID)とルームナンバーの横に記していくのである。

 
3時の時点ではまだオキュパイドであった客室も、こうしてチェックして回る時刻にはほとんどの部屋は空いており、まだ中に客が居たり、荷物が残っていたりする部屋は全体の一割程度でしかなかった。

 
チェックの終わったリストのルームナンバーの横には、たまにある「O」と言う字を圧倒してズラーと「V」の字が並んでいた。

 
身体を動かすことが主体のすごく単純な仕事であり、私は一日でその業務の要領を飲み込んだ。二日目は私の仕事をチェックするため、今度はアーリーが後ろへついてまわった。


ニューヨーク市警ポリスの制服が窓に掛かっている

あと十室余を残してその日のチェックも終わりに近づいてきていたとき、部屋に入ってキョロキョロとあちこちを見回していた私を、窓際に立って外を見ていたアーリーが突然呼んだ。


何事かと私が近づくと、アーリーは向かいの部屋を指差して「あそこを見てみろ」、と少し興奮気味な口調で言った。

 
ヒルトンの客室は一部、フロアがコの字状になっており、そこに位置する部屋は五~六メートル隔ててお互いの窓が向かい合っているのだ。

 
アーリーが指差したのはそうなっている向かい部屋のの窓であった。

 
「カーテンの隙間からポリスのユニフォームが壁に吊っているのが見えるだろう」アーリーは私の目をそちらへ向かせようとしながら言った。


「多分あそこへはジミーと言うポリスが女を連れ込んでいるんだ。 彼はこの辺を管轄にするニューヨーク市警○○分署で風紀係の担当だが、職権を濫用して、いつもその辺のストリートガールを連れてああして部屋へしけ込むんだ。

 
もちろん女も客室もロハだ。時々このカールトンでも客とコールガールがトラブルを起こすことがあり、そのときあのジミーに処置を頼むので、その見返りに客室を提供しなければ仕方がないのだよ」

 
アーリーはいかにも忌々しいと言った口調で私にそう話して聞かせた。

 
私も過去何度か映画などでニューヨークのポリスの腐敗ぶりを見聞きしてはいたが、今こうして窓の側に吊ったポリスの制服を見ながらアーリーの話を聞いていると、現実は聞きしに勝ってひどいものであるのかも?と思えてきた。

2012年10月7日日曜日

わが国の弱電不況をよそに、依然絶好調を続ける韓国IT企業の雄「サムスン」



このブログでもしばしばとり上げているが、わが国のIT弱電関連企業は今大変な経営危機を迎えている。


パナソニック・ソニー・シャープ・NECなどいずれをとっても昨年以来大幅な人員削減、給与カット、事業所統廃合など、不況脱出のためにあらゆる面での経営改革に必死である。


そうしたわが国の不況などどこ吹く風とでもいうふうに、いまや世界を代表するIT企業に成長した韓国の巨大企業サムスンは今期もまた史上最高益を上げるなどして、まさにこの世の春、というばかりの絶好調を続けている。


いったい日韓企業のこの差をどう理解したらいいのだろうか。韓国が低賃金であるから、というのは過去のことで、いまや賃金水準はもうわが国とあまり差がないところまで来ている。


では、どうしてなのか?これについてはここでは触れないが、要するに日本は従来持っていた世界市場を韓国や台湾に奪われたのである。奪われたものは取り返さなければならない。


日本企業がふたたび躍進するのはそれしか方法はない。



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サムスン営業益91%増の5700億円 7~9月、最高更新

スマホで好調維持

韓国のサムスン電子は5日、2012年7~9月期の連結営業利益が前年同期比91%増の8兆1千億ウォン(約5700億円)前後になったようだと発表した。


四半期ベースの最高益を4期連続で更新。先進国を中心に世界景気が後退する中、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)という新市場の成長を取り込んで好調を維持した。


 今月下旬の正式発表に先立って予想値を公表した。4~6月期の営業利益に比べると21%増。連結売上高は52兆ウォンと前年同期比26%増えた。


2012/10/5 の新聞記事より

2012年10月6日土曜日

マイブログ「生涯現役日記」 ・ 先週(9月28日~10月5日)の国別アクセスランキング



先週も中国からのアクセスは1件もない


依然として海外からのアクセスは全体の10%以上を保っている。


もともと少ない中国からのアクセスだが、尖閣問題以来ほとんどゼロに近い。


1位アメリカ、2位ロシアは不動であるが、3位以下は常に変動している。


しかし、このブログ開設以来一度も1位の座を明け渡したことのない米国からは今でも安定したアクセスがある。


やはり、わが国にとって最も信頼できる相手国であることのなによりの証明である。


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週間国別アクセスランキング


・日本            889


・アメリカ          60


・ロシア           14


・台湾            9


・オーストラリア       5


・マレーシア         4


・カナダ            3


・大韓民国          3


・ドイツ             2


・イギリス           2



10位以下は不明

2012年10月5日金曜日

【シリーズ全5回】  百花繚乱! ・ ネットビジネスはどこへ行く


【第3回】 ネットビジネス業界の現状と未来


「アマゾン」と言えば、いまや知らない人がいないほど有名な米国ネットビジネス界の雄である。

こんな桁違いに大きいネットビジネス企業はともかく、わが国のネットビジネスの現状はどうなのだろうか。

例えばネット取引でもっとも大きなウェートを占めるといわれる物品販売で、2011年度のネットをメインにした通販の売上は5兆円を突破した。

もちろんすべてがネットを介在したものではないが、前年比9.0%と言う高い伸びはネット通販の影響が大であることは言うまでもない。


あらゆる物の販売活動が停滞している中、ネット通販だけは今後もその規模をますます拡大していくことは間違いないと関係者も見ている。

物品販売がネットビジネスの主流を走ることは事業規模的に仕方ないことだが、このシリーズ第1回目の記事でも挙げた、いわゆる比較的遅くネットビジネスに参入してきたその他のビジネスは今後どうなっていくのだろうか。


野村総研が2年前に予測した数字では、2015年におけるネットビジネスの市場規模はモバイル通信の急拡大によりその取引額は15兆円に達するとされている。この額は2010年の約1.5倍である。 



ネットビジネスの中で期待されるサイト売買のかたちとは?


これまでのM&Aというのは主に企業そのものの売買であったのだが、インターネットがこれだけ巨大なものに成長してきた現在では企業そのものだけでなく、その企業が持つウェブサイトの売買であるサイトM&Aというと言う商取引もまた欠かせないビジネスになってきた。


またそのターゲットは企業だけに留まらず、長年にわたって大切に育ててきた価値あるサイトを保有している個人も多くいて、そのサイトが商品として換金できると知れば多くの人がこの市場に参入してくることは必至である。


さらに今あるサイトだけでなく、今後この市場での売却を目指して新たに有益で価値あるサイトを育てていくという新たなトレンドも生まれてくるに違いない。

したがってネットビジネス全体の規模拡大に伴って、このサイト売買もますますその価値を高め、市場規模をさらに拡大していくに違いない。


そうした未来予測に立って、サイト売買関係者は今一度この市場における管理の方向性を見直して、不明な点のない透明で公正な取引方法確立のために尚一層の努力を惜しんではならない。


その具体的な内容は ・市場の透明性 ・公正かつ適正な価格の設定 ・第三者機関による売買方法や売買価格の調整など、こうしたテーマの確立と整備が急務である。

それによってこのビジネスの未来がより明るいものに一歩近づいていくことは間違いない。


  《シリーズ5回と銘打ってスタートしたこの記事ですが、都合により今回で終了します》





2012年10月4日木曜日

ニューヨークのホテル ・ 誰も知らないウラ話 (その1)



7番街の高級ホテル なんと従業員同士がロビーで決闘


ニューヨーク7番街
これは私が働いていたニューヨークのホテルでのことである。その日夕方4時に仕事を終えて帰途に着いた。


普段は客用スペースは使わないのだが、その日はどうしたことかロビーを通って外へと向かっていた。


客室数2000というニューヨーク屈指の大ホテルだけにそのロビーの広さは大変なものである。


その広いロビーを横切ってもう少しで玄関に着こうというときであった。玄関脇の片隅になにやら人だかりが出来ていた。


20名ぐらいいたであろうか、それらの人が輪を作って歓声をあげながら中を見つめているではないか。


いったいなんだろうあの騒ぎは? そう思ってとりあえずその輪に近づいてみた。

隙間から中をのぞくと、なんと二人の男がファイティングポーズをとって、今にも相手に殴りかからんばかりの様子でにらみ合ってるではないか。


その二人を見てアッと声が出た。二人とも知っている男である。でもどうしてあの二人がここで喧嘩を?


そう思ったがとっさには状況がよく飲み込めなかった。それもそうだろう。その二人というのはどちらもこのホテルの従業員であったのである。


一人は確かホテルの洗濯物を扱うランドリーという部署にいる男で、もう一人は客室清掃関係の男である。二人とも仕事中なのか作業服姿である。


でもどうしてその二人が客用スペースであるロビーで喧嘩なんかしているのだろう。それに回りを取り囲んでいるのはホテルの客らしい人ばかりではないか。


そんな人たちが二人の喧嘩を止めることもなく、逆に「レッツゴー」などと言ってけしかけているではないか。


私は随分不思議な光景を見る思いだった。


こんなことってあるだろうか。高級ホテルのロビーでの喧嘩はいいとしても、その当事者がホテルの従業員で、周りでけしかけているのがホテルの客というこの構図。

いったいこんことってあるのだろうか。日本では絶対にありえない。


でもアメリカではこんなことが現実にあるのだ。しかも誰もとめようとはしていない。すぐ近くのフロントオフィスにもベルキャプテンのデスクにも人はいる。


でも誰も出てきて止めようとする気配などない。それどころかみんな笑い顔で遠めに眺めているのである。


そんな光景を非常に不思議に思いながら、私はその場を離れた。従業員同士の喧嘩など見たくなかったし、場所が場所だけに客の手前もあり長居は出来なかった。


これもアメリカで体験した大きなカルチャーショックの一つである。

2012年10月3日水曜日

外国人に英語で言われた ・ 忘れられない一言 


(その1) Bad air coming.


これは20年ほど前、今ではあまりない洋酒パブと呼ばれる形態の店へ行ったときのことであった。

会社の同僚と二人で仕事帰りに寄ったのだが、カウンター席に腰掛けてスコッチウォーターか何かを飲みながら二人で談笑していた。

その夜の話も佳境に入った頃、ふと気がついて横を振り向くと、隣に座っていた中南米系の外国人が少し前からしきりに私の方を見ているのである。

気になったので、何か用かという意味で、May I help you? と聞いてみた。

すると相手が答えた。 Bad air coming from you. と、そう言うではないか。

一瞬考えたがすぐ意味が分かった。実は前の夜大量の餃子を食べており、その日の夜になってもその臭いが完全に消えておらず

大声で話していたために空中に大量の息がばら撒かれ、それが隣の外国人男性に達していたのである。

つまり彼は「そちらから変な臭いがしてきますよ」といったのである。しかしisというbe動詞は抜けているがなかなかうまい表現ではないか。

臭いにまつわる忘れられない思い出である。



(その2)  How is your sexlife?


これは若い頃働いていたニューヨークのホテルで同僚の女性から聞かれたことである。

勤務につく前の朝のことであった。従業員スペースの廊下を歩いていると、同僚のまだ20代の若い黒人女性Kがすれ違いざまに私に言った。

Hi 、good morning Tomy (その頃私はトミーと呼ばれていた) By the way How is your sexlife?

朝っぱらからこんなセリフを若い女性の口から聞いた私はたまげてしまった。

よく堂々と「セックスライフはどうなの?」などと聞けるものだ。と思いながらも

なんとかNo good. とは答えたのだが、あまりにも大きなカルチャーショックを受けた気がして、その後しばらくは大きく気持ちが動揺していた。



(その3)  You still here.


これは私の最初の勤務先であった大阪のホテルで常連客のアメリカ人バイヤーに言われたことである。

年に何度か訪れては1週間ぐらいづつ宿泊していたベンソンという名のその客が、久しぶりの訪問でフロントにいる私に向かって言うではないか。You still hire? と。

正確には Are you still hera? だろうが、最初のAre は省略しているのだ。

つまり、「君はまだここで働いているのか?」という意味である。

ご存知のようにアメリカ人は転職をするのが普通であり、彼等の感覚では長い間同じ職場にいることを不思議に思うのである。

それゆえにこうした質問を発するのである。でもそう聞かれた私としてはいい気はしなかった。

何故ならその言葉には「ほかにいくところがないの?」という意味も含まれているからである。

そのときに質問には悪意はなかったのだろうけど、一般的にアメリカ人は同じところに長くいる人のことを無能な人と見る傾向があるのだ。
                          

(その4)  Take it easy.

これもアメリカでの話である。ニューヨークのホテルで職場研修生として働いていた私は、その職務のほかに短時間だが一時期日本レストランでフロアーマネージャーとしても勤めていた。

6番街44丁目にあったそのレストランの客はほとんどが米国人ビジネスマンであった。

そこへ勤め始めてまだ1週間ぐらいしかたたないある日のランチタイムのこと、ドア先で挨拶しながら客を迎えていた私に向かって一人の若いアメリカ人男性客が笑い顔で言った。 Take it eady と。 

「Take it easy」 この言葉は何かにつけてアメリカ人がよく使う言葉だ。

つまり「気楽にやれよ」というような意味なのだが、多分そのときその客は、不慣れなせいでぎこちない対応の私が不自然に見えたのに違いない。

それに対して「なにをそんなにきばっているんだい?もっと楽にやれよ」という意味で Take it easy. といったに違いないと私は思ったのである。 

この Take it easy.は別れの挨拶としても使われるので、その後も様々なシーンでこの言葉に出会ったが、あの日本レストランでのものだけは、なぜかくっきりと記憶に残っている。                 


(その5)  How about going to the pool ?

これもアメリカの職場、ホテルでの話し。フロントオフィスで働いていた私だが、そこのチーフにフレディという30歳ぐらいのアメリカ人がいて

ある日仕事が同じ時間に終わったこともあってか、ロッカールームで帰り仕度をしている私に向かって彼が How about going to pool with me? と言ってきた。

暑い夏の日であったので pool というから、てっきり「プールに泳ぎに行かないか」と言ったのだと思って、「水泳パンツがないから駄目だ」と応えた。

すると彼は笑って言った。「なに言ってるんだお前、玉突きに行こうと言ってんだよと。

poolには玉突きという意味があることをそのときの私は知らなかったのだ。

2012年10月2日火曜日

【シリーズ全5回】  百花繚乱!・ ネットビジネスはどこへ行く



【第2回】 サイト売買は情報販売とどう違うのか


このシリーズ第1回目に、最近よく聞くネットビジネスの種類をいくつか挙げた。その中に「情報販売」というものがあったが、この情報販売、聞きようによってはサイト売買とよく似た印象があるのだが、このサイト売買と情報販売はいったいどこが違うのであろうか。


それにはまず情報販売についての説明が必要である。情報販売というのは情報商材と呼ばれる情報を商品としたものが主にインターネットを介して販売することを言うのである。


こうした商材としての情報分野は多岐に及んでいるが、具体的に挙げてみると


・お金を得るための情報 

・良い物品を安く得るための情報 

・各種ハウツウなどを入手するための情報 

・各種サービス入手のための情報 


というふうになる。


一方「サイト売買」というのは前回のシリーズでも述べたが、情報の販売に関するビジネスと言うことでは情報販売と似た側面もあるが、こちらの方は売買という通り、販売だけの一方通行の商行為ではなく、市場として仕入れと販売を兼ねているのである。


したがってユーザーはその両方に参加でき、それだけに市場の規模も大きくなってくるのである。

それに商材はウェブサイトの名前だけでなくコンテンツも一緒に売買するということが、独立した情報だけを扱う情報販売とは大きく異なっているところである。



ネットビジネス先進国の米国におけるサイト売買の実情はどうなのか

インターネットの世界では、これを発明した米国があらゆる分野で一歩先を進んでいるのは当然のこととであろうが、サイト売買の分野でもわが国に比べたら比較にならないぐらいその歴史も古く、ビジネス規模においても格段の相違がある。


米国ではサイトディーリングと呼ばれるネットビジネスの範疇に入るこのサイト売買だが、日本より10年も早く1995年ごろから始まっている。


このビジネスの草創期には現在のようなコンテンツも含めて丸ごとサイトを売買するのではなく、サイト名だけが単独で売買されているケースが多かった。


例えば有名な話ではあるが、ハンバーガーのマクドナルドがマクドナルドという同じ名前の一学生から「McDonalds.com」と言うサイトを高額で買い取った。


こうした傾向はしばらくづづき、その後は次第に取引金額も大きくなっていき、単に1サイトの名前だけに何億もの金が動くことも珍しくなかった。


こういったところから始まって現在に至っているのが、わが国とは随分違うところである。


現在の米国のサイト売買業者は単に国内だけのビジネスにとどまらず、世界中にその商圏を広げており、そうした国際取引を助けるためにドイツにはSedo社というサイトオークションを開催している組織さえある。【以下次回・10月5日】

2012年10月1日月曜日

自立できなくなった日本人 ・ いつまでも親にすがるパラサイトが驚くほど増えている




私のブログでは過去何度となく、いわゆる寄生虫とも呼ばれるいつまでも親と同居するパラサイトについて書いてきた。


しかし今回上のようなグラフを見て、その現実のひどさにあらためて驚かされた。


だが事実なのであろうか。ほんとうに35歳から44歳までの男性20%近く(全体の独身者はもっと多い)が独身で、その上自立できずいまだに親と同居しているのだろうか。


もしそうだとしたら、これは驚くというよりむしろ恐ろしいと言った方が適切かもしれない。


私たち日本人はいま、こうした身の回りに起こっている恐ろしい現実を直視しなければならない。

そして一人一人がその解決策を真剣に考えなければいけないときなのではあるまいか。


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 親と同居する未婚者が増えている

 20~34歳の若年層の場合、2010年に男の49.4%、女の45.6%が親と同居の未婚者である。1980年には、それぞれ、32.9%、26.1%であったので、かなりの上昇といってよい。

特に、1980~1990年に大きく上昇したが、その後も着実に増加している。


 これは未婚率の上昇と婚者の親との同居比率の双方がミックスした動きとみることができる。20~34歳については、後者はほぼ横ばいなので前者が主たる要因であると考えられる。


 次に、35~44歳の壮年層の場合を見てみると、若年層よりは低い水準であるが、比率自体は急速に上昇していることが分かる。

親との同居が若年層から壮年層へと拡大しつつあるといえるであろう。2010年には何と30代後半~40代前半の男の約2割が親と同居する未婚者となっているのである。


 もちろん、親との同居は、親への依存のケース(いわゆるパラサイト・シングル、あるいはパラサイト・ミドル)だけでなく、親を扶養するために同居しているケースもある。

しかし、比率上昇の多くは前者によるものであろう。


社会実情データ図録 より


(2012年9月26日収録)