ネットビジネスの落とし子 ・ 電子印鑑は普及したか?
日本のビジネス文化の中では、紙の文書に捺印することで、何らかの承認のしるしとすることが古くからの慣習であった。
こうした慣習はびジネスの電子化が進んでいる今もなお変わることなく根強く残っている。
だが紙に変わって電子文書に直接押印することができれば、書類の保管にかかるコストや作業効率も変わるのではないだろうか。
”Air印鑑”とも呼ばれるこの電子印鑑は従来から行われている紙への捺印を電子化したものなのであり、言い換えればこれは"パソコン上で使える印鑑"なのである。
この電子印鑑を使ってパソコン画面上の書類に捺印すると、書類を紙に印刷することなしに、従来と同じように承認のしるしを残すことができるのである。
これで従来からのビジネススタイルを変えることなく、電子化するだけで捺印の形式はそのまま残すのである。
シヤチハタの電子印鑑は、ただの画像ではなく、オーダーメイドで客の発注により1つ1つ作成している。
さらにシヤチハタオリジナルの書体を使用し重複しない独自のデータで作られているのである。
したがって客自身はもちろん、他人が真似をして複製するといったことができない世界に一つだけの印鑑なのである。
パソコン決裁で電子文書に捺印
2005年4月1日から「e-文書法」が施行された。これにより、これまで紙での保存が義務付けられてきた書類や帳票を、電子文書として保存することが認められたのである。
このことにより、年間に約3000億円にも及ぶ紙での保存にかかるコストを削減することが可能になった。
ビジネスの重要な部分で「紙の文化」から「電子文書の文化」に変えることで、業務フロー全体がデジタル化する方向へと大きく加速したのである。
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