対照的なクライマックスシリーズを戦ってきた両監督
今年の日本シリーズは近年にない魅力的な組み合わせになった。
セリーグのクライマックスシリーズを苦労の末勝ち取ったジャンアンツ原監督と、一方はソフトバンクに圧勝して出てきた日ハム栗山監督の組み合わせだ。
片方は歴戦の名監督、そしてもう一方は今年が1年目のまったくの新人監督であり、なんとも好対照な組み合わせである。
この二人の組み合わせについてNHKニュース9の大越アナウンサーが「爽やか監督対決」と言っていた。
だが原監督を爽やかというのはどうだろう? 監督としての初めの頃だとまだしも、いまやベテランの域にも達しているこの人を爽やかと呼ぶのには少し違和感がある。
一方栗山監督だがイメージとしては確かに爽やかな感じはある。だがこの人にしても何も爽やかさが売り物ではない。
ご存知のように開幕から長い間スランプにあった中田選手を、我慢してずっと4番バッターから外さずに使い続けた。
その結果終わってみるとホームランを24本も放っていてランキング2位になり4番の重責を十分に果たしたではないか。
栗山監督にはそれほどの我慢強さと信念があり、また骨も1本通っているのだ。 少し調子が悪いと中心打者でもすぐ打順を落とすセリーグのどこかの監督とは大違いだ。
原監督の方はプロ野球界随一の人気監督と言ってもいいのだが、今年はいろいろ我慢の年であったようだ。
ダントツの優勝候補といわれながらスタートで躓き、一時は4位まで順位を落として大きく出遅れた。
中盤になってなんとか盛り返してやっと首位を走り出したと思うと、今度は週刊誌にプライベートな女性問題で叩かれて苦しめられる。
その問題も何とか乗り切って終盤には2位ドラゴンズに大差をつけて1位を獲得した。
だが今度はクライマックスシリーズではドラゴンズに思いっきり苦しめられ、最後でなんとか3勝して薄氷を踏む思いでやっとセリーグペナント争いを制したのだ。
原監督は最後の試合の前に”徳だわらに足かかったようだ”言ってその危うさを語っていたではないか。
そしてなんとか優勝したとは言え、原監督にとってはまさに苦難連続の実に厳しい年であったのではないだろうか。
そうした今では名将と言ってもいい原監督と、新人とは言え強い信念を持った骨のある栗山監督の対決なのだ。
今年の日本シリーズは実に楽しみで、試合が始まるのが待ち遠しい。
今年の日本シリーズは近年にない魅力的な組み合わせになった。
セリーグのクライマックスシリーズを苦労の末勝ち取ったジャンアンツ原監督と、一方はソフトバンクに圧勝して出てきた日ハム栗山監督の組み合わせだ。
片方は歴戦の名監督、そしてもう一方は今年が1年目のまったくの新人監督であり、なんとも好対照な組み合わせである。
この二人の組み合わせについてNHKニュース9の大越アナウンサーが「爽やか監督対決」と言っていた。
だが原監督を爽やかというのはどうだろう? 監督としての初めの頃だとまだしも、いまやベテランの域にも達しているこの人を爽やかと呼ぶのには少し違和感がある。
一方栗山監督だがイメージとしては確かに爽やかな感じはある。だがこの人にしても何も爽やかさが売り物ではない。
ご存知のように開幕から長い間スランプにあった中田選手を、我慢してずっと4番バッターから外さずに使い続けた。
その結果終わってみるとホームランを24本も放っていてランキング2位になり4番の重責を十分に果たしたではないか。
栗山監督にはそれほどの我慢強さと信念があり、また骨も1本通っているのだ。 少し調子が悪いと中心打者でもすぐ打順を落とすセリーグのどこかの監督とは大違いだ。
原監督の方はプロ野球界随一の人気監督と言ってもいいのだが、今年はいろいろ我慢の年であったようだ。
ダントツの優勝候補といわれながらスタートで躓き、一時は4位まで順位を落として大きく出遅れた。
中盤になってなんとか盛り返してやっと首位を走り出したと思うと、今度は週刊誌にプライベートな女性問題で叩かれて苦しめられる。
その問題も何とか乗り切って終盤には2位ドラゴンズに大差をつけて1位を獲得した。
だが今度はクライマックスシリーズではドラゴンズに思いっきり苦しめられ、最後でなんとか3勝して薄氷を踏む思いでやっとセリーグペナント争いを制したのだ。
原監督は最後の試合の前に”徳だわらに足かかったようだ”言ってその危うさを語っていたではないか。
そしてなんとか優勝したとは言え、原監督にとってはまさに苦難連続の実に厳しい年であったのではないだろうか。
そうした今では名将と言ってもいい原監督と、新人とは言え強い信念を持った骨のある栗山監督の対決なのだ。
今年の日本シリーズは実に楽しみで、試合が始まるのが待ち遠しい。
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