いぜん続く ソニーの暗いニュース
ソニーの経営不振はこのところ悪化の一途をたどっているように見える。昨年から続いている人員整理と事業所閉鎖。
いったいこうした報道がこれまで何度流されてきたであろうか。
新社長のもとで新しい経営方針が発表されたのはいいのだが、その後も一向に明るい話題が出てこない。
そうした中で今回出てきたのはこれまでよりいっそう暗い話題なのである。
それも、よりにもよって国内に一ヵ所しか残っていなかった携帯電話工場を閉鎖するというのである。
従業員770人は他種製品の工場へ転勤させるというが、慣れていない仕事に回されるいうことは大変な苦労が伴うに違いない。
しかし、これでもか、これでもか、とでもいうほど次々と淋しいニュースばかり発表しているソニーだが、はたしてこの先再生への希望はあるのだろうか。
端から見る限りでは、その道はいたって厳しそうである。こう思うのは決して私だけではないだろう。
もうここに至っては最後の手段として、最近危機にあったあの日本航空を見事に立て直した京セラの稲盛さんにでも経営再建を託してみたらどうであろうか。
もしそうだと大衆もこぞってソニーを応援するに違いない。
かつては世界のソニーと言われた日本企業のエースがこのまま沈んでいく姿を見るのは誠に忍びない。
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ソニー、国内唯一の携帯工場閉鎖へ 非正規契約更新せず
ソニーは19日、一眼カメラの交換レンズや携帯電話を作る美濃加茂工場(岐阜県美濃加茂市)を来年3月末で閉鎖すると発表した。
正社員770人は他の工場に転勤させ、一部は早期希望退職制度で退職する。非正規社員1920人は契約を更新せず、3月までに全員が辞めるという。
レンズの生産は愛知県幸田町の工場に、携帯電話の生産は海外工場にそれぞれ移す。
美濃加茂は国内唯一の携帯電話工場だったため、ソニーは国内での携帯生産を終えることになる。携帯電話の修理部門は千葉県木更津市の工場に移る。
朝日新聞 2012/10/20
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