このブログでもしばしばとり上げているが、わが国のIT弱電関連企業は今大変な経営危機を迎えている。
パナソニック・ソニー・シャープ・NECなどいずれをとっても昨年以来大幅な人員削減、給与カット、事業所統廃合など、不況脱出のためにあらゆる面での経営改革に必死である。
そうしたわが国の不況などどこ吹く風とでもいうふうに、いまや世界を代表するIT企業に成長した韓国の巨大企業サムスンは今期もまた史上最高益を上げるなどして、まさにこの世の春、というばかりの絶好調を続けている。
いったい日韓企業のこの差をどう理解したらいいのだろうか。韓国が低賃金であるから、というのは過去のことで、いまや賃金水準はもうわが国とあまり差がないところまで来ている。
では、どうしてなのか?これについてはここでは触れないが、要するに日本は従来持っていた世界市場を韓国や台湾に奪われたのである。奪われたものは取り返さなければならない。
日本企業がふたたび躍進するのはそれしか方法はない。
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サムスン営業益91%増の5700億円 7~9月、最高更新
スマホで好調維持
韓国のサムスン電子は5日、2012年7~9月期の連結営業利益が前年同期比91%増の8兆1千億ウォン(約5700億円)前後になったようだと発表した。
四半期ベースの最高益を4期連続で更新。先進国を中心に世界景気が後退する中、スマートフォン(高機能携帯電話=スマホ)という新市場の成長を取り込んで好調を維持した。
今月下旬の正式発表に先立って予想値を公表した。4~6月期の営業利益に比べると21%増。連結売上高は52兆ウォンと前年同期比26%増えた。
2012/10/5 の新聞記事より
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