2011年10月3日月曜日

プロ野球中継、CMが終わった時はツーアウト ・ どうして1度に2イニング分をまとめて流すのか


今年のプロ野球は低反発球を導入したせいで、球が飛ばなくなりホームランの数が例年に比べてうんと少ない。

また打者の平均打率も全体的にかなり下がっていて、3割打者も随分少なくなっている。

したがって打ち合いの試合も少なくなり、投手の防御率のみが良くなっている。

そういった例年とは一味違った試合を繰り広げてている今年のプロ野球だが、それもあと一ヶ月もすれば終わってしまう。

さて、土日ともなれば必ずどこかのキー局によるテレビ中継があるのだが、人気チーム阪神タイガースの試合は4つの局が順番に放送しているようである。

その4局による放送うち、なぜだかテレビ朝日の中継だけは、見ていていつも不満が募る。

その理由はと言うと、4局のうちテレビ朝日だけが攻守交替のイニングの間に放映されるコマーシャルが異常に多いからなのである。

イニングによっては1度CMが終わって一旦中継に戻したかと思うと、すぐまたコマーシャルに入ることがあり、

そうした際は中継再開の時はすでにツーアウトになっているということも珍しくないのである。

これは見ているものとしては、非常に興味をそがれる。特に試合が緊迫しているときはなおさらである。

こんなことは局側でもじゅうぶん分かるはずだ。それなのにファンの不満を承知でそうしたことを続けているのは、単に局の営業事情からだけであろう。

要するに、予定しているコマーシャル収入を下げないように、万一ことを考えて5回終了までにすべてを消化してしまおうという魂胆なのである。

つまり試合中の天候悪化で、試合が中断されたり、中止になったりするのを考慮に入れているのである。

ご存知のとおり試合は5回が終了すれば、そのあと中断されようが、中止になろうが試合は成立する。

テレビ朝日はそのことを計算に入れ、5回で終了してもCM料が減収にならないように、それまでに最低限のものを放映してしまうのである。

したがって1イニングの間に2イニング分を放映しているのである。そのせいで起こるのが、CMが終わったときはツーアウトという、とんでもない現象なのだ。

これはちょっとえげつないのではないだろうか。天候のせいで試合が中止になることなどそうやたらにあるものではないのだから、

何もそこまで計算に入れて放送することもないのではなかろうか。

すべての局がそうしているのならまだしも、やっているのはテレビ朝日だけなのだから。

第一そんなことをして、視聴者にいやな思いをさせてまでCMを流し、はたしてスポンサーは喜ぶだろうか。

悪く言えばそうしたとき流されるCMに対しても不満を持たれるとすれば、スポンサーですら反感を持つのではないだろうか。

それは当然だろう。そうしたときのCMなど、何の効果もなく、逆に視聴者の反感を買うだけなのだから。

テレビ朝日さん、こんな簡単な「モノの道理」ぐらいわかるでしょう。

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