小学生の頃、小学館の小学○年生シリーズは大人気で、発売日が近づくと、今か今かと胸をドキドキさせながら待っていたものだ。
何が楽しみかといえば、本誌もさることながら、そのバラエティに富んだ豪華?な付録である。
たいていは紙で組み立てる工作ものが多かったようだが、発売当日にそれを手にするや否や、もう時間もたつのを忘れるほど、熱中してその組み立てに取り組んだものだ。
おそらくクラスの多くの子がこの雑誌を購入していたのではなかったろうか。
あれから60余年、あの雑誌がいまだに続いていたことに、この新聞記事を見て改めて気づいた。
しかし懐かしい雑誌である。80年以上続いたと言うことは、親子孫3代が読みつないできたことになる。
時代のニーズにそぐわなってきたというが、休刊はまことにさびしい気がする。
また、別の形での同系統の雑誌発刊を期待するばかりである。
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「小学三年生」と「四年生」休刊へ 「ニーズに合わず」
小学館は1日、学習雑誌「小学三年生」「小学四年生」を来年2月発売の3月号で休刊すると発表した。
「小学三年生」は1924年に創刊し、73年に発行部数が最多の102万部を記録。「小学四年生」は23年創刊で、73年に82万部を記録した。
だが、最近は両誌とも3万〜5万部になっていた。同社は休刊の理由を「学年別で男女共通の雑誌という枠組みでは、成長と変化が著しい小学生のニーズに合わなくなってきたため」と説明している。
「小学五年生」「小学六年生」は2010年3月号で休刊したが、「小学一年生」「小学二年生」は刊行を続ける。同社は今後、中高学年向け新シリーズの刊行を計画している。
12月2日 朝日新聞
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