市役所など、都市の自治体が税金滞納で差し押さえた物件をネットオークションにかけて販売するのがいまや珍しいことではなくなってきた。
しかし今回報じられているのは税金未納の差し押さえ物件ではない。
なんと、今回対象になるのは放置車両だという。
放置車両というのは、駐車禁止の路上や空き地に、長期間に渡って放置されている自動車のことである。
では、そうした車両というのは、今どれくらいの数に達しているのであろうか。
たとえば、全国の中で比較的多いとされている三重県では平成20年までの過去7年間の統計で次のようになっている。
平成14年度以降に撤去された三重県の放置自動車台数は、次のとおりである。
平成14年度141台
平成15年度187台
平成16年度171台
平成17年度288台
平成18年度131台
平成19年度100台
平成20年度 54台
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次の記事は宮城県の放置車両オークション売却についての朝日新聞の最近の記事である
放置車両、ヤフオクで売ります 宮城県警が違反金対策関連トピックスヤフー.[PR]
違法駐車車両の所有者に科す「放置違反金」の未納を減らそうと、宮城県警は車を差し押さえて「ヤフーオークション」で売り、違反金にあてる仕組みを導入した。放置違反金対策では初めての試み。
19日には最初の差し押さえに踏み切ったが、早速、その効果が表れている。
放置違反金は、違法駐車の反則金を支払わないドライバーが後を絶たないため、持ち主にも同じ金額を納めさせる制度で、2006年に始まった。普通車の場合、最高2万円だ。
だが、持ち主も支払わないことが多く、宮城県では11月末現在、計約2200件、3千万円が未納だ。
県警は、これまで未納者の預貯金を差し押さえてきたが、残高を減らして逃れる事例があり、車を差し押さえることにした。2カ月ほどたっても支払われないと出品する。ヤフオクを使うのは「公売に
人手も経費もかけられない」(交通指導課)ためだ。
朝日新聞(12月22日)
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