次々に終了したテレビのお笑い番組
それほどのお笑いファンでもないのだが、このところテレビお笑い番組の急激な減少は気になる。
去年までだと年末年始の番組の半分ぐらいは、何らかのお笑いを売り物にしたプログラムで占められていた。
それが今年の年末年始はどうだろう。
番組表を眺めても、探しあてるのが難しいぐらいその種の番組が載っていないのである。
例えば元旦夜の番組を見てみると、キー局ではまったく無く、わずかに地方局サンテレビの20時〜22時までの、吉本の番組一本だけなのである。
これはオドロキである。気がついてみれば、お笑い番組が大挙して番組表から消えてしまっているのである。
お正月前後の、年間を通じて最も視聴率が稼げるこの時期に、番組がないということは、お笑いブームの終焉をはっきり示していることになる。
そういえば、昨年お笑い帝国"吉本興業が経営する大阪の演芸場「京橋花月」と東京・品川の「よしもとプリンスシアター」が閉館の危機に追い込まれた。
また、ビートたけしは「第2次お笑いブームは終わった」と、昨年末から語っていた。
こうした発言を待たずとも、ブームの終わりをはっきり示す現象として、フジテレビのお笑い番組「爆笑レッドカーペット」(日曜19:58)が、8月1日の2時間スペシャルをもってレギュラー放送を終了し、
日テレの「エンタの神様」も終了し、NHK「お笑いオンエアバトル」も大幅リニューアルと、残念な話題が立て続けに聞こえた。
こうした一連のテレビ界の動きはお笑いブームの終焉をはっきり表している。
これまで何度も周期を繰り返してきた「お笑いブーム」だが、今回のブームは「エンタの神様」が高視聴率を集めだした頃に始まったもの。
10年近いロングスパンであったために、もはやブームが続いている実感を持っていない人も多かったという。
さて近い将来、ブームの再燃はあるのだろうか。
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