2011年2月27日日曜日

高齢者の運転は高くつく・「運転免許証返納」数々のメリット

自動車保険、高齢者は値上げへ 事故増加で東京海上日動
(朝日新聞) 2011/2/25

 損害保険首位の東京海上日動火災保険は7月から、高齢者の自動車保険料を引き上げる方針を明らかにした。標準的な優良ドライバーでは、60代を年約2千円、70代を年6千円近く上げる一方、50代以下は引き下げる。高齢者の事故が増えているためという。

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高齢者の運転事故のニュースが後をたたない昨今であるが、その防止に大いに役立つと思われるのが最近報道された上のニュースである。

およそ何の値段であっても値上げというのは決して嬉しいことではないのだが、このニュースに限ってはそうも言えないところがある。

そう思えるほど最近の高齢者運転による事故が多くなっているのである。

このところの65歳以上の高齢ドライバーによる交通事故件数は2006年には99,853件を記録し、10年前の1996年と比較すると65歳以上で2.2倍、75歳以上だと実に3.3倍の高い伸びとなっている

いま事故予防策の一環として国や各自治体では運転免許を所持している高齢者に対してその返納を呼びかけている。

つまり免許証を返還して自動車の運転を卒業してもらおうという呼びかけである。

この「運転免許自主返納制度」だが、ただ返せというのではなく、返納すると「運転経歴証明書」というものが授与され、運転免許証に変わって身分証明書として利用できるほか、これを提示するだけで数々のメリットを受けることができるのである。

例えば東京都の場合だと次のような特典がある。

上野動物園、多摩動物公園、葛西臨海水族館、江戸東京博物館、などへの来館時に記念品の贈呈。

出光美術館、岡本太郎記念館、世田谷美術館などの入場割引やポストカードプレゼント。

伊勢丹、三越、高島屋などの自宅配送料無料。

はとバス定期観光コース5%割引。

東京以外の各都道府県でも様々な運転免許証返納支援事業が行われているようである。

高齢のあなた、これを機会にそろそろ運転にサヨナラを告げてはいかがですか。

インターネット「WISDOMブログ・マネー講座」参照

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