米ヤフーの新しい顔、CEOにグーグル出身のメイヤー氏
創立期からGoogleのテクノロジー部門の幹部として活躍してきたマリッサ・メイヤー
がCEOの新Yahooへの就任を受諾したとNew York Timesが報じた。
がCEOの新Yahooへの就任を受諾したとNew York Timesが報じた。
Yahooがこの重大なニュースをプレスカンファレンスやプレスリリースではなく
New YorkTimesのスクープという形で公表したことは興味深い。
New YorkTimesのスクープという形で公表したことは興味深い。
前CEOのScott Thompsonが〔学歴詐称スキャンダルという〕理想的とはいえない状況のもとで離職したことでもあり、YahooとしはPR戦術によほど気を配ったのだろう。
Yahooにとってマリッサ・メイヤーの獲得に成功した意義はきわめて大きい。
メイヤーはスタンフォードでシンボリック・システムで学士、コンピュータ科学で修士を取得した後(学歴詐称の誰かとは大違い)、1999年に20人目の社員としてGoogleに入社した。
女性エンジニアとしては第1号だった。それ以来、メイヤーはGoogleで対外的にもっとも良く知られた幹部として自社のカンファレンスばかりでなくテレビのモーニングショーからCharlie Roseショーのような権威ある番組に出演してきた。
またわれわれのTechCrunch Disruptの審査員をたびたび務めている。
メイヤーのYahoo CEO就任はまったくの不意打ちだった。
シリコンバレーでもこんな人事を予想できた人間はいないだろう。しかしよく考えてみるといろいろ納得できるふしが多い。
最近Googleにおけるメイヤーの役割は縮小ぎみだった。1年半前の組織改編でメイヤーは検索プロダクト担当副社長からロケーション及びローカルサービス担当副社長というやや目立たない地位に配置変えになっていた。
情報筋によれば、同時にメイヤーはGoogleの最高経営幹部のサークルから一歩退いたかたちになっていたという。
このような状況であったなら、新天地開拓の誘いに心を動かされたのもなるほどと思える。
Yahooは最近の迷走でいささか輝きを失ったとはいえ、依然テクノロジー界を代表する大手上場企業だ。メイヤーをCEOに迎えたYahooの今後に大いに期待したい。
〔日本版〕ニューヨークタイムズの長文記事によると、メイヤーがYahooからアプローチされたのは去る6月だったという。
NYTはメイヤーが最古参社員でありGoogleの顔を長く務めてきたにもかかわらず副社長のままで、上級副社長や取締役のポストに就けないでいることに不満を抱いていたのではないかと推測している。
ちなみに英語での発音は「マイヤー」だが、日本語のWikipediaを始めとする一般的な表記に従った。〕
Tech Crunch Japanより
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米Yahoo!のマリッサ・メイヤー新CEOの年俸は約600万ドル
米Yahoo!の新社長兼CEO、マリッサ・メイヤー氏の基本給は年間100万ドル、ボーナスは最高で400万ドルで、ストックオプションなどとして5年間で5600万ドル相当の株式が与えられる。
同社が米証券取引委員会(SEC)に提出した7月16日付のオファーレターから明らかになった。
ボーナスは、経済目標を達成すれば年に200万ドル、目標を超えれば400万ドル。今年は2600万ドル相当の株式が、向こう5年間で3000万ドルの株式が与えられる。
2009年に同社CEOに就任したキャロル・バーツ氏に同社が提示した条件は基本給が年間100万ドル、ボーナスが1900万ドル、ストックオプションが500万株だった。
同氏のCEO就任当日に発表されたYahoo!の第2四半期(4〜6月期)決算は、売上高は前年同期比0.9%減の12億1800万ドル、純利益は4.4%減の2億2600万ドル(1株当たり18セント)だった。
[佐藤由紀子,ITmedia]
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