ある本に「地雷」についてこう書いてあった。
「地雷の目的は人を殺すことではなく、身体に大きな損傷を与えることであり、
そのもっとも多い例には「片足を吹き飛ばして喪失させる」ことがある」。
これを読んで大いに驚いた。これまでは人命を奪うことが目的だとばかり思っていたからだ。
なぜなのだろうか、その理由については下に説明してある。
世界中には、いまなお7000万個以上の地雷埋まっていると言われており、毎日罪もない一般の人たちや子供たちが被害にあっている。
世界各地で地雷撤去作業が進んではいるが、いまだに2億個以上の地雷があり、埋設が続いているのが現状である。
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地雷とは
地雷は、誰かが踏むかさわるかすることにより、爆発し、敵に被害を与えることものです。
地雷を埋めていることで、敵の侵入を防ぐことができ、しかも1個あたり100円から1000円くらいの安い費用ですみます。ですからこれまで世界中の紛争地帯で大量に使用されてきました。
しかし、紛争が終わり、平和になったとき、地雷が埋められていることで、復興や開発の大きな障害となった。
その上、野放しに埋められた地雷は、一般人や子供たちの命を脅かし、誰かが取り除くか、踏んで爆発するまで、何年でも何十年でもそこにあり続ける。
それゆえに地雷が「悪魔の兵器」と呼ばれるのである。
地雷が最初に使われたのはアメリカの南北戦争の時であった。
その後、第一次世界大戦、第2次世界大戦で陣地の防衛に重要な役割を果たしている。
さらにベトナム戦争のころから、磁気や音響に感応したり、2度目の刺激で爆発する仕組みになったりと高度になってきた。
その上、除去を難しくするために金属探知機に反応しないセラミックやプラスチック製のものも出現している。
地雷の目的は
地雷は人を殺すために作られたものではない。兵士を傷つけるのが目的でである。
なぜかというと、戦っているとき、死んだ兵士はそのまま置き去りにされるが、傷ついた兵士を見殺しにすることはできない。
そのために少なくとも一人か二人の兵士が介助することで、その分戦力をそがれることになる。
また手足が吹き飛ばされたり、血が噴き出したりすることで、他の兵士の戦意を喪失させることにもなる。
それに傷ついた兵士の治療には多大な費用がかかり、そのことで敵に経済的負担をかけることにもなる。
ただ被害者が子供の場合はそうはいかない。からだの小さな子供たちは命を落とすことになってしまうのである。
インターネット「地雷」参照
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