65歳になっても年金はもらえない?
今わが国では、年金支給開始年齢についていろいろと取りざたされている。
現在は65歳開始だが、それがどうやら遅くなる方向へ進んでいくのではないかと懸念されているのでありる。
この年金支給開始年だが、考えてみるとこれは平均寿命と大いに関係あることのように思われる。
つまり以下のような三段論法が成り立つのではないだろうか。
・平均寿命が長いということは人々は健康であるということである。
・健康であるということは働けるということである。
・高齢でも働いて収入を得ることができるので、年金支給開始が次第に遅くなる。
こういうふうに考えると、今日本より支給開始が遅い国は日本より高齢者が元気で、仕事を持っている人が多いのであろうか。
上の表を見ればそうした国はアメリカを始め13カ国もある。
と言うことは、わが国の高齢者も65歳から年金を貰って”老後を悠々自適”とはいかず、元気な限りもっと働かなければならないのではなかろうか。
というふうに考えたのだが、こうした論法による考え方は間違っているだろうか?
わが国は今、世界に類を見ないほどの少子高齢化社会の真っ只中にあり、年金支給対象者は増加の一途をたどっている。
こうした中で、年金支給開始年齢の策定は今後ますます避けては通れない重大問題になっていくに違いない。
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